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二世帯住宅のメリットを親世帯・子世帯それぞれの視点で比較

最終更新日 2022年06月03日
二世帯住宅のメリットを親世帯・子世帯それぞれの視点で比較

近年の少子高齢化の進展や多発する地震などの影響もあり、以前よりも二世帯住宅の需要は高くなりました。
ご両親が高齢の方や遠方に住んでいる方のなかには、二世帯住宅を建てて一緒に住むことを考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、親世帯・子世帯から見た二世帯住宅のメリット・デメリットや、同居する際のポイントを紹介します。
二世帯住宅を建てることを考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

親世帯から見た二世帯住宅のメリット・デメリット

二世帯住宅を建ててからトラブルにならないように、親世帯と子世帯が同居することにどのようなメリット・デメリットがあるのかを事前に確認することをおすすめします。

親世帯から見た二世帯住宅の主なメリット・デメリットには以下のものがあるので、ぜひ参考にしてみてください。

親世帯から見たメリット

親世帯から見た二世帯住宅のメリットは以下のとおりです。

メリット①家事が分担できる

共有型の二世帯住宅の場合、洗濯や掃除、料理といった家事を分担することで、労力や手間を減らすことができる点は二世帯住宅のメリットだといえます。

労力が必要になる買い物や洗濯などの家事は子世帯が担当して、親世帯は掃除や料理といった家事を担当することで、お互いの負担を減らすことができるでしょう。

メリット②子どもや孫と同じ時間を共有できる

子どもや孫と一緒に住むことで、成長を近くで見守ることができるという点も二世帯住宅の特徴です。
特に、小さい子どもは成長が早いので、孫の成長を実感できることは大きなメリットだといえます。

また、子世帯と離れて住んでいる場合には参加することが難しい誕生日パーティーや、幼稚園・学校などのイベントにも参加しやすくなるでしょう。

メリット③病気になった際や介護が必要な際にサポートしてもらえる

年齢を重ねると病気が重症化しやすくなるだけではなく、体が動かしにくくなることから介護が必要になるケースがあります。
病気になった際や介護が必要になった際に、子世帯にサポートしてもらえるという点も二世帯住宅のメリットです。

いざというときにサポートしてくれる子世帯が近くにいることは心強いでしょう。

親世帯から見たデメリット

親世帯から見た二世帯住宅のデメリットは以下のとおりです。

デメリット①生活感の違いによりストレスを感じる

食事の内容や入浴時間、掃除の頻度といった生活感は家庭ごとに異なります。
そのため、それぞれの世帯の生活感や家庭内のルールに大きな違いがあると、やりたいことができないことから強いストレスを感じることがあります。

完全分離型の二世帯住宅であればストレスを感じることはありませんが、浴室や手洗い場が共有されている同居型や一部共有型の二世帯住宅の場合は注意が必要です。

デメリット②生活音が気になる

二世帯住宅で暮らしていると、生活音が気になりやすくなります。
特に同居型や一部共有型の二世帯住宅の場合は、入浴やトイレ、ドアの開閉といった生活音も聞こえやすくなるので、夜中に目が覚めてしまうことや勉強に集中できないといったこともあります。

場合によっては、睡眠不足になることや、心的ストレスによりうつ病を発症することもあるので、健康に影響を与える可能性があることは覚えておきましょう。

子世帯から見た二世帯住宅のメリット・デメリット

ここまで、親世帯から見た二世帯住宅の特徴を紹介しましたが、子世帯から見た二世帯住宅のメリット・デメリットはどのようになっているのでしょうか。

子世帯から見た二世帯住宅の主なメリット・デメリットには以下のものがあります。

子世帯から見たメリット

子世帯から見た二世帯住宅のメリットは以下のとおりです。

メリット①子供の世話を頼みやすい

親世帯が子どもの世話を頼みやすいという点は、子育てをしている子世帯にとって大きなメリットだといえます。
子世帯のなかには、共働きの家庭や帰宅時間が遅くなりがちな家庭も多いため、子どもの送迎や入浴などが対応できない場合もあります。

親世帯が子どもの送り迎えや食事などの面倒を見てくれることで、子世帯は仕事と家庭の両立を無理なくでき、家庭も円滑に回るようになるでしょう。

メリット②経済的な負担が軽減できる

二世帯住宅で親世帯とともに暮らし、生活費を折半することで経済的な負担が抑えられる点も大きなメリットです。
特に、新しく子どもが産まれた際や子どもが進学する際などは、経済的な負担がより大きくなるため、経済的な負担を少しでも減らしたいと考える家庭は多いでしょう。

生活費の一部を親世帯が負担することで、経済的に余裕がでるようになり、育児もしやすくなります。

メリット③親の体調不良やトラブルに気付ける

親世帯と子世帯が離れて住んでいると、高齢者である親の健康状態や異変になかなか気づくことができません。
二世帯住宅で一緒に暮らすようになれば、毎日間近で様子を確認できるため、怪我や病気といった変化にすぐに気づき、早い段階で対応することが可能です。

また、高齢者世帯を狙った詐欺や悪質な勧誘などもいち早く気付けるようになるため、防犯面でもメリットがあります。

子世帯から見たデメリット

子世帯から見た二世帯住宅のデメリットは以下のとおりです。

デメリット①家に人を呼びにくい

共有型の二世帯住宅の場合は、親と同居しているといった気おくれから、家に人を呼びにくいことはデメリットだといえます。

完全分離型の二世帯住宅であっても部屋越しに音は聞こえるので、親世帯の負担を避けるためにも、夜遅くまで話すことや宿泊してもらうことは出来るだけ避けなければなりません。

デメリット②気を遣ってしまう

共有型の二世帯住宅では、親世帯に気を遣うことが多くなります。
そのため「義理の両親にだらしない恰好を見せられない」「入浴は自分よりも両親を優先しなければならない」といった考えから、気疲れしてしまうこともあるでしょう。

行動や言動が制限される可能性があるため、気を遣ってしまいがちな方は、完全分離型の二世帯住宅を視野に入れることをおすすめします。

二世帯住宅において親世帯と子世帯がうまく生活するためには

二世帯住宅では、それぞれの世帯の生活習慣や価値観が受け入れられないことにより、トラブルに発展してしまうことがあります。
トラブルを避けるためにも、二世帯住宅で生活する際は、お互いの価値観や考えを理解・尊重することを大切にしましょう。

生活するうえで生活音はどうしても出てしまいますし、仕事で帰宅が遅くなった場合には夜中に入浴や洗濯をすることもあるでしょう。
そのため、相手の事情を汲み取ったうえで「許容できることは我慢しよう」「そういう考え方もあるのか」といったように相手を尊重することが大切です。

そのうえで、健康に被害が出ている場合や、どうしても我慢ができなくなった場合は、全員で話し合ってルールを決めることをおすすめします。

二世帯住宅はメリットが多いがトラブルになることもある

いかがでしたでしょうか。

二世帯住宅では、家事の手間や経済的な負担を軽減できるといったメリットがあります。
しかし、それぞれの世帯では価値観が異なるため、お互いの生活習慣や生活音が気になってストレスを感じる可能性もあります。
そのため、二世帯住宅で生活する際には、お互いの世帯の価値観や考えを理解・尊重することを大切にしましょう。

アエラホームの注文住宅では、それぞれの世帯のライフスタイルやこだわりを尊重した二世帯住宅を設計・建築しています。
これから、二世帯住宅を建てることを考えている方は、ぜひアエラホームの住宅展示場にお越しください。

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この記事の著者

アエラホーム編集部

住まいのプロとして、住宅に関するお役立ち情報を提供します。デザインから機能性まで、お客様にぴったりの住まいをご提案。住まいの専門家として、建築や住宅に関する知識を分かりやすくお届けし、理想のライフスタイルを実現するお手伝いを致します。豊富な経験から得たアドバイスやトレンド情報をお楽しみください。


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