ホーム > お役立ちコラム > 3階建ての注文住宅を建てるメリット・デメリットとは?

3階建ての注文住宅を建てるメリット・デメリットとは?

最終更新日 2022年06月03日
3階建ての注文住宅を建てるメリット・デメリットとは?

注文住宅の建築を検討されている方のなかには、3階建てにしようか迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
3階建ての家に住んだ場合に、どのようなメリット・デメリットがあるのか知っておけると、安心して間取りを考えられますよね。

そこで本記事では、注文住宅で3階建てにする際のメリット・デメリットを詳しく紹介します。
3階建ての注文住宅を建てる際の注意点も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

3階建ての注文住宅を建てる3つのメリット

3階建ての注文住宅を建てることで、主に3つのメリットがあります。
まずは、それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。

メリット①狭小地でも間取りを工夫して部屋数を増やせる

注文住宅を建てようとしている土地が、狭い場合でも間取りを工夫することで快適な暮らしができることが3階建てのメリットです。
土地が狭くても、家を縦長にすることで部屋の数や収納スペースを確保できるため、住んでいて狭いと感じることはあまりないでしょう。

また、狭小地は土地代が抑えられる傾向にあるため、抑えられた土地代を設備に回すことで最新の設備を導入できることもメリットとして挙げられます。

メリット②日当たりや眺めがよい

3階は2階に比べて、日当たりや眺めがよいため、毎日美しい景色を楽しめることも3階建ての注文住宅ならではのメリットの1つです。

周りの家よりも背が高いことで、景色が見渡せるため開放感を感じながら生活を送ることもできます。
あえて3階をリビングや寝室にすることで、日当たりのよい空間で快適に日々過ごせることは間違いないでしょう。

また、階段の上り下りが手間になる可能性はありますが、バルコニーを日当たりのよい3階に設置して洗濯物を干すこともおすすめです。

メリット③家に侵入してくる虫が少ない

3階の高さは、2階に比べて外で飛んでいる虫が家のなかに侵入してくることが少ないです。
特に、夏場に現れる蚊は少ないほうがよいという方は多いでしょう。

3階をリビングや寝室にすることで、すべての虫が入ってこなくなるというわけではありませんが、夏場の蚊の音にも悩まされることが少なくなります。
虫の音で睡眠や日常生活を邪魔されたくない方にはおすすめです。

3階建ての注文住宅を建てる3つのデメリット

3階建ての注文住宅を建てることでさまざまなメリットがある一方で、デメリットもあることも押さえておきましょう。
ここからは、3階建ての注文住宅を建てることによる、主な3つのデメリットを紹介します。

デメリット①重たい荷物や日用品を運ぶことが大変

3階建ての住宅は、2階をリビングとして間取りを設計する人が多いです。
仮に2階にリビングを設計した場合、お米やペットボトルといった重たい荷物は、玄関から2階へ持って上がらなければなりません。

荷物を運び上げる際には階段の上り下りをしなければならないため、手間に感じることがあります。
ただし工夫次第では、この負担を軽減することも可能です。
たとえば、冷蔵庫に入れるものや直近で使う予定のない日用品のストックなどは、1階に収納スペースを確保しておけば、買いもののたびに運び上げる必要がないのでおすすめです。

デメリット②階段の上り下りの負担が大きい

家が3階まであると、部屋の行き来に階段を使わなければならないことも多く、日々生活するだけでも負担を感じる可能性が高いです。

たとえば、トイレがある階と寝室の階が異なる場合にはトイレが面倒に感じてしまいます。
また、3階建ての階段は急なこう配になっていることがあるため、子どもが滑って落ちてしまうこともあります。
特に小さな子どもがいる場合には、階段の上り下りをする際にはできるだけそばについてあげて、階段に滑り止めを貼っておくなどの対策も大切です。

そして若いときにはなにも感じなかった階段も、年齢を重ねるにつれて負担に感じやすくなるため、将来のことも考えて間取りの設計を行いましょう。

デメリット③3階は地震の揺れや車の震動を感じやすい

3階の部屋で過ごすことでこれまで気にならなかった小さな揺れの地震や、強風や大型車が通ったあとの震動などを感じやすくなります。

なぜなら、同じ大きさの揺れであっても高い階の部屋のほうが低い階の部屋よりも大きく揺れるためです。

そのため、少しの揺れでも気になってしまうという方はできるだけ1階や2階で過ごすようにするなどの工夫が必要でしょう。

注文住宅で3階建ての家を建てる際の注意点

家を建てる予定の土地に、3階建ての注文住宅を検討している場合には、家の高さ制限や斜線制限があるのかどうかを確認しなければなりません。

土地によっては、周りの家への日当たりを考えて高さ制限が設けられていることがあります。
そのため、地域による制限があるのかどうかは、設計段階で必ず確認しましょう。
制限がある場合には、家を建てることができないため、あらかじめ確認しておきましょう。

また、工事で使用されるクレーン車や工事用の車両が家の前まで入れるのかどうかも、確認しておきましょう。
道が狭い場合には車両が入れず、追加費用がかかることや工事完了までの工期が長くなってしまう可能性があります。

道が狭く工事用の車両が入れなさそうな場合は、あらかじめ工事会社に相談しておきましょう。

3階建ての注文住宅に向いている人はどんな人?

最後に3階建ての注文住宅に向いている人の特徴を紹介します。
自分が3階建ての家に向いているタイプなのかどうかを、確認してみてください。

条件①家を建てるうえで自分の条件が明確である

家を建てる際には人それぞれ譲れない条件がありますが、その条件が明確である人は3階建てを建てる人に向いているでしょう。

たとえば、予算に上限があるので土地代を安くしたい場合や予算に上限があるので土地代を安くしたい場合や、狭小地ではあるものの部屋数をできるだけ確保したい場合などです。
上記に当てはまっている場合には、3階建ての注文住宅を建てる際に向いている人だといえます。

条件②デメリットになることもポジティブに捉えられる

注文住宅を 3階建てにしたい場合には、避けられないデメリットがいくつかあります。
しかし、実際に住むとなった場合に、直面するデメリットも前向きに捉えられるのかどうかも大きなポイントです。

3階までの上り下りの手間を、毎日のトレーニングであると捉えるなどのポジティブさも必要となります。

条件③将来的に引っ越すことも問題ない

3階建ての注文住宅を建てたとしても、バリアフリーの観点から生涯同じ家に住み続けることが難しいということも視野に入れておきましょう。

年齢を重ねると、階段の上り下りが苦痛に感じてしまいます。
そのため、足腰にやさしい平屋に住みたいと考える人が近年は多い傾向にあります。
3階建ての家を建てる際は、老後に別の家に引っ越す可能性があることを考えておきましょう。

将来的に売却を行うことを想定すると、買い手が見つかりやすい都心の立地に家を建てることをおすすめします。

条件④家族と相談して、合意を得られる

3階建てに住むにあたり避けられないデメリットを、家族に相談して合意を得られるかどうかも大切なポイントです。

たとえば階段の上り下りが自分以外の家族にとって手間だと感じられた場合には、引っ越すかエレベーターを取りつけるしか方法がありません。
そのため、階段の上り下りのデメリットだけではなく、考えられるメリットとデメリットを踏まえて、優先したい事項はあらかじめ家族で相談しておきましょう。

2階リビングのメリットとは?

3階建てを考えている場合は2階をリビングにする間取りもおすすめです。では2階リビングにするとどのようなメリットがあるのでしょうか?
別記事の「2階にリビングを配置する間取りのメリット・デメリット」で詳しくご紹介しております。ぜひご覧ください。

注文住宅を3階建てにすると日当たりや眺めがよいというメリットがある

いかがでしょうか?

3階建ての注文住宅は周りの家よりも背が高くなるため、日当たりや眺めがよいことや間取りを工夫することで部屋数を増やせるというメリットがあります。
一方で、荷物を運び上げる際には階段の上り下りが手間に感じることや、2階建てに比べて揺れや震動を感じやすくなることなどには注意が必要です。

3階建ての注文住宅を建てる前に、デメリットを前向きに捉えられるのかどうか、また将来引っ越すとなった場合にも問題ないかどうかの条件は確認しておきましょう。

アエラホームの注文住宅では狭小地の間取りのご相談も承っていますので、3階建ての住宅の購入を検討されている方もぜひご相談ください。

関連記事

この記事の著者

アエラホーム編集部

住まいのプロとして、住宅に関するお役立ち情報を提供します。デザインから機能性まで、お客様にぴったりの住まいをご提案。住まいの専門家として、建築や住宅に関する知識を分かりやすくお届けし、理想のライフスタイルを実現するお手伝いを致します。豊富な経験から得たアドバイスやトレンド情報をお楽しみください。


新着記事


PAGE TOP

アエラホームへのご相談

CONSULTATION

カタログ請求

ご希望に沿ったカタログを
選んでご請求いただけます。

展示場・イベント

全国のアエラホームから
お近くの展示場をご案内します。

来場予約・WEB相談予約

お手軽・簡単にWEBでご予約できます。

アエラホーム
公式SNSアカウント