アエラホームx建築家によるセミオーダー住宅

まちの建築家プロジェクト

プラン紹介

廻る家

(ケーススタディ00)
本体参考価格

3,310万円

税込

※本体参考価格は建築地により地域割増しが別途必要になります。
また、外構工事費用・その他諸費用などは含まれておりません。

※選択する凸によって面積・価格は変動します。

2階建 40坪 複数プラン展開 吹き抜け 螺旋階段 トップライト 小屋裏空間

建築家 No.12
梶岡 良多

梶岡 良多(かじおかりょうた)
1988年生まれ
広島県広島市
梶岡良多建築設計事務所

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コンセプト

「廻る家」は『永く住み続けることができる本当の価値ある住まい』という課題に対し、 「住み続ける」「住み継ぐ」ことができていない数多くの暮らしを未来に繋げることができるようにと考えた住宅になります。
この規格住宅は、【9帖の凸】という新しい間取りの考え方によって計画されています。
住み続けることを難しくさせていた「用途」と「広さ」の結びつきを再解釈することで、 住み継ぐことに共に寄り添っていくことができる「仕組み」と「器」を創造することで、これからの住宅を考えます。

9帖の凸と空間構成について

「9帖」という広さには、単体の用途(L、寝室)でも、複数の用途(D+K、浴室+洗面+WC)でも許容することができる柔軟性が備わっています。 そして、「凸」という器には、用途の変化(寝室→書斎、CL→吹抜等)を許容することができる互換性が備わっています。
4つの凸を90°ずつ回転させ組み合わせることで、中央に余白のある十字型の空間が出来上がります。 これを積み重ねた凸8つ、中央の階段室、最上部の小屋裏空間により「廻る家」は構成されています。

サムネイル 「繰り返すこと」と
「組み合わせること」

規格住宅を考える上で、パッケージとしての外観はとても大事であると考えています。「廻る家」では普遍的なアイコンとしての家型を選択し、4方向全てに1つの立面を繰り返し採用しています。無数に組み合わせ可能な内観とのギャップが特徴の1つでもあります。同じ立面の繰り返しではあるものの、内部空間で選んだ凸の組み合わせにより外部に現れる窓の組み合わせが変化するため、異なる印象を持つ軒下空間が生まれます。

サムネイル 「十字型」と「L字型」

一般的に敷地条件が想定しづらい規格住宅において、総2階で建坪をコンパクトに抑え、回転対称な十字型平面にすることで、面積・形状・方位などの諸条件に対して柔軟な佇まいを獲得しています。軒と袖壁で囲まれたL字型の軒下空間に窓を集約することで、隣地との距離を保ち、対面窓を避け、斜めに抜ける眺望や、プライバシーの確保、日射の抑制など周辺環境との間に生じる様々な問題に対し答えることができます。

サムネイル 凸型空間による
「互換性」のある暮らし

隣り合う凸と凸、階段室を介して対面する凸と凸、吹抜を介して積層する凸と凸など、様々な距離感を内包した室内空間となっています。ライフステージの変化に伴う家族との距離感やスタイルの変化に対し、互換性のある暮らし方を実践していくことで、“永く住み続けることができる本当の価値ある住まい”になると考えています。

サムネイル 自由に選べる境界のデザイン

用途・間仕切りの有無・サッシの種類・天井の高さ・設置階の指定など、凸ごとに決まっている仕様があります。その一方で、凸と凸の境目、凸と階段室の境目の仕様については、あらかじめ決まっておらず、選べるようにしています。建具や壁、開口を設けるなど自由に選択し、視線の抜けや行き来できるかどうかを暮らしに合わせてカスタマイズすることが可能です。

サムネイル 象徴的に縁取られた
トップライト

風車のような起伏のある天井の中心には、勾配の切り替え線で象徴的に縁取られたトップライトを計画しています。天空光による均一で安定した採光を確保することができ、暮らしの軸となる階段室回りの空間を明るく包み込みます。古くから引き継がれる建物に存在する美意識のようなものを取り入れることで、住み続ける・住み継ぐための原動力につながると考えています。

サムネイル おおらかな天井で覆われた
小屋裏空間

屋根と同一勾配でひとつながりの天井とそれを支える必要最小限の柱で構成された、遮るもののない開放的な小屋裏空間となっています。小屋裏収納として最大限活用することもできれば、吹抜として下階と一体的な空間にすることもできます。「廻る家」の快適な暮らしを支える見えない大黒柱として、トップライト-小屋裏吹抜-階段室が機能しています。

サムネイル 合理的で象徴的な階段室

4つの凸を回転して組み合わせることで中央に生まれた一坪の空間を階段室とし、螺旋階段を設置しています。階段室回りの壁の仕様(OPEN~CLOSE:4段階)を選択し、1階と2階をつなぐ螺旋階段の出入口を決めることで、3次元に展開する多様な暮らしを実現していきます。上部のトップライトと相まって、「廻る家」を特徴づける象徴的な吹抜空間となっています。

サムネイル 暮らしを豊かにする
4つの庭

十字型のプランにより生まれた4つの庭が「廻る家」の外構の特徴になります。各庭に面した窓により内外の関係が変化するため、アプローチのある庭・室内とフラットな庭・ワークスペースのある庭・木陰のある庭など、バリエーション豊富な外構デザインが可能となります。4つの庭に対して軒先が低くなる屋根形式を採用することで、太陽光が庭先まで十分に届くように計画しています。

凸のバリエーションと
組み合わせパターン

凸には45のバリエーションを用意しています。 「廻る家」最大の特徴は、凸の選択と並べ方による組み合わせの多さになります。 45の凸から12の凸を選び、選んだ12の凸を並べるという組み合わせの数は、世界の人口をはるかに上回ります。
規格住宅ではあるものの、その規格外なパターンの多さや未知なる間取りとの出会いによって、 十人十色、唯一無二な暮らしの獲得が可能となります。

ケーススタディ00
「回遊性のあるプラン」

※上記プランは組み合わせパターンの一例です。「開放的な吹抜のあるプラン」、「収納が多いプラン」、「部屋数の多いプラン」、「半屋外空間のあるプラン」など、住まい手の数だけ多様なプランが出来上がります。上記以外の凸バリエーションやケーススタディ事例もございますので、まずはお気軽にお問い合わせください。『廻る家』がより多くの方々の暮らしに永く寄り添うことができる存在になることを願っています。

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