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平屋4LDKのおしゃれな間取り事例集を一級建築士が解説!家族が快適に暮らす家事動線と収納の秘訣

最終更新日 2025年09月16日

平屋の4LDKは、子どもの成長や将来の家族構成の変化を見据え、ゆとりある住まいを求める共働き世帯や子育て世帯に人気の間取りです。部屋数が多いだけでなく、効率的に家事をこなせる回遊動線や充実した収納、自然光が差し込む明るいLDK、家族のコミュニケーションを促す工夫が、暮らしやすさの決め手となります。坪数ごとの間取りの特徴を参考に、ご家族に合った理想のマイホームづくりにお役立てください。

【坪数別】4LDK平屋のおしゃれな間取り実例4選

同じ4LDKの平屋でも、間取りによって暮らしやすさや快適さは大きく変わります。効率的な家事動線や充実した収納、開放感のあるLDKなど、工夫次第で心地よさがぐんと高まります。人気の30〜40坪の間取り実例を参考に、ご家族のライフスタイルに合う住まいのヒントを見つけてください。

30坪前後で実現する効率的な4LDK平屋の間取り

効率的な4LDK平屋の間取り

差掛け屋根が目を引くシンプルモダンな約32坪の平屋。
家の中心にLDKを配置し、どの居室からも直接アクセスできるため、家族が自然に顔を合わせやすいのが魅力です。

効率的な4LDK平屋の間取り
効率的な4LDK平屋の間取り

対面式キッチンからは空間全体を見渡せるため、調理しながら家族と会話を楽しみ、お子様の様子もそっと見守れます。廊下は最小限に抑え、その分収納スペースを充実。
ウォークインクローゼットやシューズインクローゼットに加え、小屋裏収納も備えているので、物が散らかりにくく、スッキリとした空間を保てます。
さらに、南側に配置したリビングの上部を吹き抜けにして自然光をたっぷり取り込み、明るく開放的な住まいを実現しています。

35坪前後で叶える家事ラクと収納充実の4LDK平屋

35坪前後で叶える家事ラクと収納充実の4LDK平屋

ダークグレーの外壁が印象的な約35坪の平屋。
スタイリッシュな外観に加え、最大の特徴は「洗う→干す→しまう」という一連の家事が一直線で完結する動線です。

35坪前後で叶える家事ラクと収納充実の4LDK平屋
35坪前後で叶える家事ラクと収納充実の4LDK平屋

ゆったりとしたランドリールームとウォークスルークローゼットを直結させることで、洗濯物を取り込んでから収納するまでが最小限に。
家族全員分の洗濯物をまとめて管理できるため、毎日の家事効率が大幅に向上します。共働きや子育てファミリーにうれしい、実用性と快適さを兼ね備えたプランです。

35坪~40坪以上のゆとりある4LDK平屋の間取り

35坪~40坪以上のゆとりある4LDK平屋の間取り

約36坪のゆとりある平屋。アプローチには門柱や植栽をリズミカルに配置し、奥行きのある外観を演出しています。

35坪~40坪以上のゆとりある4LDK平屋の間取り
35坪~40坪以上のゆとりある4LDK平屋の間取り

22.5帖の広々としたLDKの一角には、多目的に使える畳コーナーを設置。来客時のゲストルームとしてはもちろん、書斎や趣味部屋、子どもが小さいうちはお昼寝や遊び場としても活用できます。
キッチンから目が届く位置にあるため、安心して家事と育児を両立できるのも大きな魅力です。

光あふれる南側玄関+LDKの平屋の間取り

光あふれる南側玄関+LDKの平屋の間取り
35坪前後で叶える家事ラクと収納充実の4LDK平屋

長方形の無駄のないスッキリとしたフォルムが特徴の約33坪の平屋。南側に玄関とLDKをまとめて配置し、大きな窓を2面確保。日中は自然光がたっぷり差し込み、照明に頼らずに明るく過ごせます。中央の洋室と和室は二方向から出入りでき、家全体をぐるりと回遊できるため、各部屋へのアクセスがスムーズです。

後悔しない4LDK平屋の間取り設計 3つの重要ポイント

せっかくおしゃれな家を建てても、「暮らしにくい」「もっとこうしておけばよかった」と後悔するケースは少なくありません。家づくりで大事なのは、デザインだけでなく、実際に住んでから「快適だ」と感じられる間取りの工夫です。
平屋4LDKの間取りでとくに大事な3つのポイントを押さえておきましょう。

ポイント1 家族のつながりとプライバシーを両立するゾーニング

ワンフロアで生活する平屋は、生活音やプライバシーへの配慮が欠かせません。そこで重要になるのが、家族が集まるパブリックスペース(LDK)と、寝室や子供部屋といったプライベートスペースを分けるゾーニングです。
静かに過ごしたい寝室や子供部屋は、リビングと隣接させずに、間に廊下やクローゼットを挟みましょう。音が伝わりにくくなり、プライバシー性も高まります。中庭を挟んで配置すれば、光と風を取り込みながら家族がほどよい距離を保て、住まい全体の開放感も高まります。

ポイント2 日々の家事を劇的に楽にする「回遊動線」

日々の家事を劇的に楽にする「回遊動線」

共働きや子育て世帯の負担を軽減するために取り入れたいのが、回遊動線です。このプランでは、「キッチン→パントリー→水まわり→ファミリークローゼット→リビングダイニング」と回遊できる動線を確保。
洗濯機を回している間に朝食の用意や後片付けができ、室内干しした洗濯物は隣接するファミリークローゼットへすぐに収納可能です。移動距離が短く、家事の一連の流れがスムーズに進むため、時間も手間も大幅に短縮できます。暮らしにゆとりが生まれ、家族との団らんや趣味の時間を増やせるでしょう。

ポイント3 適材適所の収納計画で実現するスッキリした空間

「収納は多いほどよい」と考えがちですが、重要なのは数ではなく「適材適所」の配置です。どこで何を使うのかを具体的にイメージし、使う場所の近くに収納を設けましょう。
たとえば、文房具やティッシュペーパー、学校のプリントや仕事の書類はリビングまわりに、タオルや洗剤のストックは水まわりにまとめて収納。ベビーカーやアウトドア用品、ガーデニング用品など外で使うアイテムが多い場合は、玄関に土間収納を設けると便利です。あらかじめ収納する物と場所を決めておけば、必要なときにサッと取り出せて使いやすく、自然と散らかりにくい住まいを実現できます。

適材適所の収納計画で実現するスッキリした空間

4LDK平屋の計画前に知っておきたい基礎知識

理想の4LDK平屋を計画する際には、土地の広さや形状、費用、日当たりなどをきちんと把握しておくことが大切です。家づくりをはじめる前に基礎知識を押さえておけば、理想の間取りを実現しやすくなります。

必要な土地の広さと形状は?

必要な土地の広さは建ぺい率によって変わります。たとえば、建ぺい率50%の土地に30坪の平屋を建てるなら、必要な敷地面積は「建築面積30坪÷建ぺい率0.5=60坪以上」です。残りの面積は、アプローチや駐車スペース、庭などに充てられます。
一方、建ぺい率30%の土地では同じ30坪の平屋を建てるのに100坪以上の土地が必要になり、土地探しが難しくなったり、費用がかさんだりする可能性も。建ぺい率は土地ごとに指定されており、建てられる建物の広さを左右するため、必ず事前に確認しておきましょう。
土地の形状で設計しやすいのは長方形です。とくに東西方向に長い土地であれば南面を広く確保でき、自然光をたっぷり取り込む明るいLDKを実現しやすくなります。さらに、パブリックスペースとプライベートスペースを分けるゾーニングもしやすいでしょう。

建築費用の目安とコストを抑える工夫

4LDKの平屋の建築費用は、建物の形状や延べ床面積、構造、仕様、設備などによって大きく変動します。一般的に同じ延べ床面積の2階建てと比べると、基礎や屋根の面積が広くなるため、その分費用が高くなる傾向にあります。
公的な統計では平屋のみの建築費用相場は算出されていませんが、住宅金融機構の2024年度フラット35利用者調査のデータを参考にすると、全国平均は「住宅面積118.5㎡(約35.9坪)・建築費3,932.1万円・坪単価約110万円」です。つまり、25〜40坪で平屋を建てる場合、おおよそ2,500万〜4,500万円程度が目安となります。
建築費用を抑えるには、建物の凹凸を減らして本体や屋根形状をシンプルにしたり、オプション仕様を本当に必要なものに絞り込んだりする工夫が効果的です。

玄関の方角で間取りはどう変わる?

玄関の方角は、家全体の間取りに影響を与えます。玄関の位置によって、リビングやダイニングといった主要なスペースの配置が決まりやすく、同時に駐車場や庭とのつながり方も変わってきます。
人気が高いのは、「東玄関」と「南玄関」です。東側玄関は朝日が差し込み、気持ちのよい朝を迎えられるのが魅力。西側玄関のように、西日で暑さを心配する必要もありません。南玄関は1日を通して日当たりがよく、明るい玄関をつくれます。玄関まわりで植物を育てたいときにも最適です。ただし、夏場は直射日光で暑くなりやすく、リビングや物干しスペースを南側に配置すると外からの視線が気になることも。そのため、視線を遮る外構計画や配置の工夫が必要です。
玄関の配置を考える際には、リビングや庭などプライバシーを重視したい場所の見え方にも配慮して計画しましょう。

注文住宅だから叶う
理想の平屋!
アエラホームで建てる魅力

アエラホームの平屋は、優れた省エネ性能と自由度の高い間取り設計を兼ね備えた住まいです。「高断熱・高気密・高遮熱」「制震システム」などの最新技術を採用し、快適な暮らしと安心感を両立させています。家族の未来を豊かにする理想の住まいを、ぜひアエラホームで叶えてみませんか?

注文住宅だから叶う理想の平屋!アエラホームで建てる魅力

理想を叶える自由設計

アエラホームの平屋は、家族構成やライフスタイルに合わせた自由な設計が可能です。たとえば、リビングを中心にした開放的な空間や効率的な家事動線、将来の家族構成の変化に対応できる柔軟な間取りなど、さまざまな希望を反映できます。また、バリアフリー設計にも対応しているため、長く安心して暮らせる家づくりが可能です。

高断熱・高気密・高遮熱で一年中快適に

平屋は屋根面積が広いため、日射熱の影響を受けやすい特性があります。しかし、アエラホームの平屋は、アルミ箔面材付きの断熱材を使用した外張断熱工法により、外気温の影響を最小限に抑えられるのが大きなメリットです。 熱損失が大きい開口部には、高性能のアルミ樹脂複合サッシトリプルガラスを使用し、隙間には気密テープで徹底した気密処理を施すことで、夏は涼しく冬はあたたかい快適な室内環境を実現。冷暖房の削減効果も期待できます。

高断熱・高気密・高遮熱で一年中快適に

太陽光発電システムで省エネな暮らし

屋根面積が広い平屋は、太陽光パネルを効率よく配置できます。一般の住宅に比べて使う電気量が少なくすむ高気密・高断熱・高遮熱の家なら、我慢なく光熱費0円生活の実現も可能。 環境にやさしく、経済的な負担も軽減する省エネな暮らしを実現します。

太陽光発電システムで省エネな暮らし

高い耐震性能で安心の毎日に

地震や台風といった自然災害が増える昨今、耐震性能は住まいづくりで重要なポイントです。アエラホームの平屋は、建物の構造自体の強化に加え、地震の揺れを軽減する制震システムを標準搭載。繰り返しの地震にも効果を発揮する設計で、大切な家族と安心して暮らせる住まいを実現します。

高い耐震性能

高い耐震性能

アエラホームの平屋住宅で、あなたの理想の暮らしを叶えませんか?

間取りやデザインなど、お客様のご要望に合わせて、最適なプランをご提案いたします。 まずはお気軽に、無料相談会へお越しください! 専門のスタッフが、お客様の疑問や不安にお答えします。         

【2025年以降の新常識】これからの平屋づくりで考えるべき未来

住宅を取り巻く環境は、法改正や社会の動向によって変わり続けています。省エネ性能の基準強化やライフスタイルの多様化など、これから平屋を建てる際に知っておきたいポイントを押さえておきましょう。

省エネ性能が資産価値を決める時代へ

2025年4月以降、すべての新築住宅に対して省エネ基準適合が義務化され、さらに2030年にはZEH水準まで基準が引き上げられる予定です。つまり、省エネ性能の高い住宅が、これからのスタンダードになります。
断熱性・気密性を高めた高性能住宅は、夏は涼しく冬は暖かい、一年を通して快適な室内環境を実現。冷暖房費の削減につながるのはもちろん、将来の光熱費高騰リスクを抑える効果も期待できます。さらに、省エネ性能の高さは、建物の資産価値を左右する重要なポイントとなるでしょう。

変化に対応できる「可変性」のある間取り

家族のライフスタイルは、子どもの成長や独立、趣味や働き方の変化などで移り変わっていきます。そのため、将来のニーズに合わせて柔軟に対応できる「可変性」のある間取りは、快適に暮らし続けるための大事なポイントです。
たとえば、子どもの成長に合わせて1部屋を2つに仕切れるように、あらかじめドアやクローゼットなどを2つずつ設けておく工夫があります。ほかにも、将来、壁を設置して部屋を区切れるよう天井にあらかじめ下地を入れておいたり、車椅子での生活を想定して廊下やトイレの幅を広く設計したりする配慮も、長く快適に暮らすための重要なポイントです。
また、壁ではなく引き戸や可動間仕切りで空間を仕切っておけば、大掛かりなリフォームをしなくても、ライフスタイルに合わせて空間を自在に変えられるでしょう。

信頼できる住宅会社を見極めるポイント

理想の4LDK平屋を実現するには、信頼できる住宅会社選びが何よりも重要です。平屋の実績が豊富で、家族の将来の暮らしまでを見据えた提案をしてくれる会社を見つけましょう。
まずは見学会や相談会に参加し、一級建築士などの専門家と直接話してみるのがおすすめ。会社の強みや設計の考え方、担当者との相性を確認できる絶好の機会です。打ち合わせでは積極的に質問し、誠実でわかりやすく説明してくれるかどうかをチェックしましょう。住宅のデザイン性だけでなく、構造や性能・コストバランス・アフターサービスなど多方面から総合的に判断し、安心して任せられるパートナーを選ぶことが、理想の住まいづくりへの第一歩です。

4LDKの平屋の理想的なプランを選択するための一級建築士からの現実的なアドバイス

満足度の高い4LDKの平屋を実現するために大切なのは、家族のライフスタイルを振り返り、将来の暮らしを見据えたうえで、現実的なプランを立てることです。坪数や予算など、求める条件は人それぞれ異なります。まずは、ご家族で「どんな暮らしをしたいのか」「家づくりで何を優先したいのか」をじっくり話し合い、整理してみましょう。そのうえで、経験豊富な住宅会社と家づくりを進めていけば、理想のマイホームを実現できるでしょう。

一級建築士 神谷三理砂

この記事の著者

一級建築士 神谷三理砂

建築業界で住宅やインテリアの意匠設計を担当。独立後、住宅兼カフェの設計・家具・装飾品のデザインを手掛ける。 ボストンの職人学校にてジュエリー制作を学び、帰国後ジュエリーブランドを立ち上げる。2008年はスウェーデンの展示会に出展。2011年パリの展示会に出品。 経験を活かし、家のデザインや間取り、インテリアコーディネート、収納アイデアなど住まいに関するコラムを多数執筆している。

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