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注文住宅の失敗事例と後悔しないための4つのポイント

最終更新日 2022年01月13日
注文住宅の失敗事例と後悔しないための4つのポイント

注文住宅は、自分の希望を反映しやすいというメリットがあることから、家づくりにこだわりたいと考えている方に人気です。
しかし、場合によっては注文住宅の建築で失敗し、後悔したという事例も多くあります。

そこで本記事では、注文住宅の失敗事例と後悔しないための4つのポイントを紹介します。
注文住宅の建築で失敗したくないとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

注文住宅の失敗事例を知ったほうがよい理由

注文住宅は建売住宅や分譲住宅とは異なり、自分で1から住宅の設計を行います。
自由な設計ができるという点は注文住宅の大きなメリットですが、その反面、自分の判断で間取りや内装などの選択を誤ると、後悔する可能性があります。

後悔しないためにも、実際に注文住宅を建てた人方がどのような失敗をしたのかという事例を知っておくことが大切です。

【場所別】注文住宅の場所別の失敗事例とそれぞれの対策

注文住宅は、自分の希望に合わせて間取りを自由に決められます。
ただし、間取りの設計に失敗してしまうと簡単に変更できないため、生活のなかでストレスを感じてしまうでしょう。

以下で、注文住宅の場所別の失敗事例と対策を紹介しています。

場所①玄関

玄関の失敗事例で多いものは、収納量が少ないということです。

お子さんがいるご家庭であれば、ベビーカーや外で使うおもちゃなど、さまざまなものを玄関に収納したいと思うでしょう。
しかし、収納量が少ないと、これらを収納できずに置き場所に困ってしまいます。

また、失敗してしまいがちな点が照明のスイッチの場所です。
玄関に入ってすぐの場所に照明のスイッチがないと、部屋のなかが暗い状態でスイッチがある場所まで進まなければならないため、非常に不便です。

玄関の失敗対策

このような失敗をしないためには、玄関に収納したいものを事前に洗い出し、すべてを収納できるくらいの収納スペースを確保することが大切です。
ただし、ライフスタイルが変化するごとに収納したいものの量や大きさも変わってきます。
そのため、一時的にしか収納しないものやこの先不要になると思われるものを考慮せず、無駄に大きな収納スペースを確保しないように注意が必要なため、今後の生活についてもよく考えて計画することが大切です。

また、照明のスイッチを玄関に入ってすぐの場所に設置することもよいですが、人に反応して作動するタイプの照明を設置することもおすすめです。
このタイプの照明は、わざわざスイッチを押さなくても家に入った瞬間に自動で照明をつけてくれるので、ストレスなく使用できます。

場所②キッチン

注文住宅の失敗事例として、キッチンのサイズを考えずに間取りを決めてしまったことで、スペースが狭くなり後悔するということがあります。
キッチンのサイズはタイプやグレードによってさまざまであり、場合によっては設置のために広いスペースが必要です。
キッチン周辺の間取りの設計に失敗すると、調理スペースや移動する動線が狭くなり、どんなに高機能なキッチンであっても使いづらくなってしまいます。
また、キッチンで使うものをたくさん収納するために、収納スペースに奥行きを持たせた結果、奥のものが取りづらくなるといったケースも考えられます。

キッチンの失敗対策

キッチンの間取りを決めるときには、設置したいキッチンのサイズやタイプをある程度決めておいてから、実際に設置した状態をイメージしましょう。
また、キッチンで使用するものは小さなものが多いので、収納スペースは奥行きよりも横幅の広さが重要です。 そのため、横幅のある収納スペースを確保するように意識しましょう。

場所③リビング

リビングは、家のなかで長い時間を過ごす場所です。
そのため、リビングの間取りを誤ってしまうと、不便な思いをしながら過ごすことになります。
リビングの設計の失敗事例の1つに、吹き抜けのあるリビングを取り入れたことで空調の調整が難しく、後悔をしたというものがあります。
吹き抜けのあるリビングは、通常のリビングよりも天井が高くなるので、リビング全体の範囲が広いです。
しかし、リビングの範囲が広いことで家のなか全体に冷暖房を効かせることが難しく、快適な室温で過ごせないといった事態が発生します。

リビングの失敗対策

吹き抜けのリビングを取り入れつつ、快適な室温で過ごしたい場合は、高気密・高断熱住宅にすることがおすすめです。
高気密住宅とは、出来るだけ隙間が発生しないように建てられた住宅であり、高断熱は断熱性能が高い住宅の事を指します。
高気密・高断熱住宅にすることで、外気の影響を年間を通して受けにくくなり、冷暖房を効率よく効かせることができるというメリットがあります。

場所④お風呂場

お風呂場の間取りに失敗をするというケースもあります。
たとえば、玄関から遠い位置にお風呂場を設置してしまった場合です。
特に、お子さまがいるご家庭であれば、子どもが外で遊んで汚れて帰ってきたときに、すぐにお風呂に入ってほしいと思うのではないでしょうか。
しかし、玄関からお風呂場までの距離が遠いと、子どもが汚れた状態のまま廊下を歩くことになり、あとから廊下を掃除しなければならないといった手間が増えてしまいます。
また、お風呂場の壁や床の素材にも注意が必要です。
お風呂場の壁や床をタイルにすると、目地の部分にカビが生えることや、掃除がしづらいと感じることが考えられます。

お風呂場の失敗対策

お子さまがいるご家庭は特に、玄関からお風呂場に行くまでの動線を考えて適切な場所にお風呂場を設置することが大切です。
玄関の近くにお風呂場があれば、子どもが廊下を汚す心配をしなくて済みます。
また、お風呂場の壁や床を決めるときは、掃除がしやすい素材や汚れの目立たない色を選ぶといった工夫が必要です。

場所⑤収納場所

注文住宅のよくある失敗事例として、収納スペースが使いづらいということが挙げられます。
間取りを決めるときには部屋の広さに目が行きがちですが、普段使わないものを収納するスペースを確保しておくことも非常に重要です。
収納スペースが少ない場合や狭い場合、思ったよりもものが入らずに、後悔する可能性があります。

収納場所の失敗対策

あとから収納スペースに対して不満を感じないように、事前に収納する予定のものを洗い出すことが大切です。
洗い出す際は今あるものだけではなく、子どもや自分等のご家庭の将来を見据えた物量を見積もると後々に失敗しにくいです。
場所によっては広い収納スペースを確保できないこともあるので、その場合はいくつかの小さめの収納スペースを作ることや棚を設置すること等、空間をうまく使用するための工夫も必要です。

場所⑥外観

注文住宅を建てるにあたり、外観にはこだわりたいですよね。
しかし、実際に注文住宅を建てた方のなかには、外観の設計を失敗してしまったという方も多くいらっしゃいます。
外観の失敗事例で多いものは、想像していた外壁の色と実際の色が異なるという場合です。
事前にサンプルで色を見て決めたものの、建てられた住宅を見てみたらサンプルで見たときと色のイメージが異なるということがあります。
これは、狭い範囲で色を見たときと広い範囲で色を見たときで、色の見え方が異なることが原因で起きる失敗です。

外観の失敗対策

住宅の外壁の色選びで失敗しないようにするためには、サンプルを見て色を決めるときに、なるべく大きなサイズのサンプルを見るようにしましょう。
サンプルの色を見るときは、実際の住宅と同じように太陽光の当たる場所で見ることがおすすめです。
暗い場所で見る場合と明るい場所で見る場合とでは、色味が異なるので注意しましょう。
また、同じ色でも大きな面積になると、明るい色はより明るく、鮮やかに見えるようになります。反対に暗い色は、より暗く感じられます。
明るい色の場合はワンランク濃い目の色を、暗い色(濃い色)はワンランク薄めの色を選ぶのかポイントです。

注文住宅の設備や家具選びで後悔した失敗事例と対策

注文住宅では間取りだけではなく、設置する設備や家具も慎重に選ぶことが大切です。
以下に、注文住宅の設備や家具選びで後悔した3つの失敗事例と対策をまとめました。

事例①コンセントの数が少なくて困った

注文住宅では、コンセントの数や位置も自由に決められます。
しかし、適当にコンセントを配置してしまい、家電や家具を置くときにコンセントの数が足りずに後悔したというケースは多々あります。
コンセントの数や位置は、一度取りつけてしまうとなかなか変えられないため、場合によっては使いづらいと感じることもあるでしょう。

コンセントの失敗対策

コンセントの数や位置を失敗すると、家電の充電や使用が気軽にできないということがあります。
このような事態を防ぐために、コンセントの数や位置を決めるときは、配置する家電や家具のレイアウトを具体的にイメージすることが大切です。
そのうえで、必要なコンセントの数や適切な取りつけ位置を考えましょう。

事例②造りつけ家具が邪魔になった

注文住宅を建てるのであれば、造りつけ家具を設置したいという方は多くいます。
特に、バーカウンターや壁面に接着しているタイプの机などは、場合によって便利に使えておしゃれに見せる効果も期待できるでしょう。
しかし、造りつけ家具は簡単に移動させることができないため、使わなくなった場合や模様替えをしたいという場合に邪魔になって後悔する可能性があります。
また、大きめの本棚や家具を設置することにより、部屋が圧迫されてしまうといった問題も考えられます。

造りつけ家具の失敗対策

造りつけ家具を設置したい場合は、家具の配置を具体的にイメージし、本当に必要であるかどうかを考えましょう。
また、部屋の間取りと造りつけ家具の大きさを想像することも大切です。
間取りに対して家具が大きく、部屋が圧迫される可能性がある場合は、造りつけ家具を設置しないことや、小さめの家具にするなどの工夫をしましょう。

事例③掃き出し窓があることで家具が置けなくなった

注文住宅の建築でよくある失敗事例として、掃き出し窓を設置したことにより、家具が置けなくなるということが挙げられます。
掃き出し窓は一般的に、窓の底辺部分が床まである、引き戸式の窓で、面積が広い点が特徴です。
しかし、面積の広い掃き出し窓を設置することにより、家具を配置できる場所が限られてしまいます。
窓があることで、置きたい場所に家具を置けないといった事態が発生する可能性もあるでしょう。

掃き出し窓の失敗対策

掃き出し窓を取り入れる場合は、部屋の広さや設置したい家具の数を考慮しましょう。
たとえば、部屋が広く置きたい家具の数が少なければ、掃き出し窓があっても家具の配置に影響はありません。
逆に、部屋が狭く家具が多い場合は、掃き出し窓を取り入れることで、家具を置く十分なスペースが取れなくなってしまいます。
そのため、実際に住宅に掃き出し窓を取り入れたい場合、家具の配置にどのような影響があるのかということを考えて、設置を検討する必要があります。

注文住宅の建築で後悔しないためのポイント

ここまで、注文住宅の間取りと設備や家具選びで後悔したという失敗事例を紹介してきました。
そこで、後悔しないためには何に気をつければよいのかということを、以下で紹介します。

ポイント①家での生活を具体的にイメージする

注文住宅で後悔しないためには、建てた家で過ごす自分を想像することがポイントです。
具体的なイメージを行うことで、自分に合った間取りや家具の配置などを明確に決められるでしょう。
また、細かい仕様などは建築会社と話し合って決めることがおすすめです。

ポイント②希望を叶えてくれそうな建築会社を選ぶ

注文住宅を建築する場合、要望を実現できるかどうかは依頼する建築会社に左右されることがほとんどです。
建築会社によって、持っているノウハウや得意とすることは異なるため、希望を実現してくれそうな建築会社を選んで依頼することが重要です。
自分の希望に近い建築ができる会社であれば、しっかりと打ち合わせを重ねることで、柔軟な対応をしてもらえる可能性が高いでしょう。

ポイント③将来を見据えた間取りにする

間取りを考えるときは、将来どのようなライフスタイルになるのかということを考えましょう。
たとえば、お子さまがいるご家庭であれば、将来子どもが成長することで必要なものが増えたり、子どもが増えれば複数の部屋が必要になったりすることが考えられます。
将来のことまでを考えて間取りを決めると、後悔しなくて済むでしょう。

ポイント④オプションを慎重に検討する

注文住宅に自分のこだわりを詰め込みたいと思い、さまざまなオプションを追加したくなるかもしれません。
しかし、オプションを追加したものの、あとから使わなくなってしまい、邪魔だと感じてしまうことがあります。
このような事態が発生しないように、オプションを追加するときは本当に必要かどうかを慎重に検討しましょう。

注文住宅で失敗しないためには具体的なイメージをすることが大切

いかがでしたでしょうか? 注文住宅で間取りや設備、家具選びで失敗して後悔したというケースは多々あります。
注文住宅で後悔しないためには、建てた家での生活を具体的にイメージすることがポイントです。
具体的に生活の流れをイメージすることにより、自分に合った間取りと必要となる設備や家具を決められるでしょう。
また、自分の希望を叶えてくれそうな建築会社に依頼することにより、的確なアドバイスや柔軟な対応を期待できるためおすすめです。
アエラホームの注文住宅では、ご希望に沿った家づくりをサポートするためにさまざまな商品を用意しています。
施工事例も数多く掲載しているので、ぜひお気軽にご相談ください。

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この記事の著者

アエラホーム編集部

住まいのプロとして、住宅に関するお役立ち情報を提供します。デザインから機能性まで、お客様にぴったりの住まいをご提案。住まいの専門家として、建築や住宅に関する知識を分かりやすくお届けし、理想のライフスタイルを実現するお手伝いを致します。豊富な経験から得たアドバイスやトレンド情報をお楽しみください。


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