ホーム > お役立ちコラム > 注文住宅の購入を行う際の流れや購入までに必要な期間とは?

注文住宅の購入を行う際の流れや購入までに必要な期間とは?

最終更新日 2021年11月05日
注文住宅の購入を行う際の流れや購入までに必要な期間とは?

注文住宅の購入を検討されている方のなかには、どのくらいの期間で契約を進めていくのかが、分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
どのような流れを経て家を建てられるのか、あらかじめ知っておけると安心しますよね。

ここでは、注文住宅を建てる際の流れと期間について解説します。
これから注文住宅を購入しようと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

注文住宅を購入する場合の流れ

まずは、注文住宅を購入する場合にどのような流れになるのか、7つの手順に分けて紹介します。
注文住宅を購入する前にそれぞれの手順を確認しておきましょう。

手順①予算やイメージ等の打ち合わせをする

注文住宅購入のために、どれくらいのお金をかけられるのか予算を考えましょう。
予算に関しては、すべて自己資金でまかなわなくても、住宅ローンを活用することも可能です。

住宅ローンで借りられる金額は年齢や担保、勤続年数や年収などによって変わってきます。
返済する場合に負担する比率が高すぎたり、過去に別の支払いで延滞履歴があったりする場合、審査に通らないかもしれません。
ローンの審査に通過するためにも、ローンを組んで別の商品を新しく買うことを控えたうえで、さまざまな金融機関の審査に申し込むことをおすすめします。

また、どのような家を建てたいのかというイメージ作りも大事です。
キッチンや子ども部屋、寝室など、さまざまなポイントに焦点を当てて、理想の住まいについて考えてみてください。
ある程度のイメージを作ったうえで、ハウスメーカーに相談すれば、その後の打ち合わせの流れがスムーズに進むのでおすすめです。

手順②希望の条件に合った土地を探す

注文住宅を建てるための土地を持っていない場合は、希望条件に合う土地を探しましょう。
自分が求める土地を見つけるためには、ハウスメーカーや不動産会社の力を借りることをおすすめします。
ハウスメーカーにすべての工程を一括で任せる場合、予算の計画も立てやすくなるでしょう。

ただし、ハウスメーカーや不動産会社に土地探しを任せる場合、仲介手数料というものがかかります。
仲介手数料がもったいないと感じる場合は、インターネットで検索をしたり売地を歩いたりして、自分で探すことも1つの方法です。
ハウスメーカーにお願いする場合も、まず不動産会社のWebサイトを確認して、土地の相場を確認してから依頼することをおすすめします。

手順③施工会社を選ぶ

注文住宅を建てる土地が確保できたら、次は施工会社を選びます。
気になる施工会社の評判を聞くことや、モデルハウスに足を運ぶことなどをして、自分にあった施工会社を選びましょう。

施工会社には、主に3つの種類があります。

施工会社の種類

ハウスメーカー 全国に支店を持つ大手企業
安定した品質と大手ならではの安心感を求める人におすすめ
工務店 比較的小規模であり地元密着型
ハウスメーカーに比べて自由度が高く、こだわりが強い人におすすめ
設計事務所 予算内で理想の家を建てられるものの、施工会社は別途依頼が必要
設計のみを行うため、オンリーワンの家を建てたい人におすすめ

施工会社を選ぶときに重視したいことの1つが、担当者との相性です。
なぜなら、経験が豊富で知識のある担当者と二人三脚で打ち合わせを行えば、スムーズに進むためです。

また、施工会社選びにおいては、家を建てる際だけでなく、建てたあとの対応、つまりアフターサービスも重視することが大切です。
家を引き渡ししたあとにメンテナンスで来てくれる頻度は、施工会社に確認しておきましょう。

また、施工会社を選ぶときは、複数の会社を比較検討することをおすすめします。
最低でも3社くらいから基本設計・プランの確認や見積もりを取って、候補を絞るといいでしょう。

手順④施工会社と契約を結ぶ

施工会社が決まったら、見積もりを出してもらい、設計プランの打ち合わせを進めていきましょう。
契約前に、住宅ローンの仮審査である程度ローンを組める額を把握しておくこともおすすめします。

納得のいく内容であれば、工事請負契約を結びましょう。
契約書には専門用語や見慣れない文言が並んでいるかもしれませんが、理解せずにハンコを押すのではなく、内容をしっかり把握したうえで押印することが大事です。 特に工事名や工事場所、金額や支払日・支払タイミング、工期やアフターサービスなどは問題ないかどうか、必ずチェックしておきたいポイントです。

もし契約書に書かれている内容で分からないことがあれば、遠慮せずにどんどん質問しましょう。
「おすすめされたから……」と内容を理解せずにハンコを押してしまうと、後悔する可能性が高くなります。

手順⑤間取りのプランの詳細決定・打ち合わせをする

契約締結後は、地盤調査を実施して、地盤改良の必要がないかどうかを確認し、必要な場合は見積りに反映します。

同時に、間取りプランの詳細も考えていきます。
施工会社によっては、インテリアのトータルコーディネートを提案してくれるところもあるので相談してみてください。

着工後の変更は追加料金がかかることや、変更できないこともあるので、この段階でしっかり詳細を詰めていきましょう。

手順⑥ローンの申し込みをする

ここまでの流れが完了すれば、住宅ローンの本審査を受けましょう。
仮審査で通っていたとしても、本審査で落ちてしまうことがあります。
本審査が通らなかった場合には、契約をキャンセルせざるをえないこともあるためあらかじめ押さえておきましょう。

万が一本審査が通らなかった場合には、契約書の内容に「ローン特約」の項目があるかどうかを必ず確認してください。
ローン特約とは、ローン審査が通らなかったとき、契約自体を無効にできる約束のことです。
本来払うはずである違約金を支払う必要がなく、手付金も返還してもらえます。

しかしある金融機関の本審査で落ちたからといって、ほかの機関でもローンを組めないというわけではありません。
その際は、まず審査に落ちてしまった理由を考えて対策を練ったうえで、別の審査に臨むようにしましょう。

審査や契約が通らなかった場合には、夢をあきらめなければならないだけでなく、売主や不動産会社にも面倒をかけてしまいます。
専門家に相談しながら、ローンを組めるように最善を尽くしていくことをおすすめします。

別記事の「注文住宅の購入に必要なローンの仕組みとつなぎ融資の関係」にて状況別のローンの流れについてもご紹介しております。せひご覧ください。

手順⑦着工

工事の内容を確認し、問題なさそうであれば、建築会社に着工をしてもらいましょう。
建築会社によっては、基礎工事を行い骨組みが完成したあとに、上棟式を行うこともあります。

施工中もできるだけ工事現場に足を運び、よい関係を築けるように業者の人たちとコミュニケーションを取ることをおすすめします。
家の施工状況が分かるだけではなく、日に日にマイホームが完成に近づいていく様子を確認することで愛着も増すでしょう。

手順⑧引き渡しをする

建物の建築工事が完了すれば、市区町村の完了検査を受けて、検査済み証を発行してもらいましょう。
施主自身が最終確認を行って、問題点がなさそうであれば、本格的に引き渡しという流れになります。
万が一、修理してほしい点があれば、いつ対応してもらえるのかを書面などで明確にしておきましょう。

家を引き渡されてから引っ越しする前に、近隣へのあいさつも済ませておきましょう。
これから長く住んでいくので、近隣の家に住んでいる方とはよい関係を築くことが大切です。

手順⑨完成した注文住宅に入居する

引き渡し後の引っ越しが完了すれば、本格的な入居が可能になります。

注文住宅が完成して入居したあとも、施工会社との関係は続きます。
施工会社によってはアフターサービスを提供しており、定期点検や建物の診断・検診を行ってくれるところもあります。
長く住み続けられるようにするために、診断結果をもとにその後も適宜メンテナンスを実施してもらいましょう。

注文住宅の検討から購入までの流れと期間

注文住宅を建てる際の購入までの流れやかかる期間は、どれくらいなのでしょうか?
一般的に、注文住宅を建てる場合には8~15か月程度かかるといわれています。
どのくらいの期間がかかるのか、目安を以下にまとめました。

注文住宅の検討から購入までにかかる期間

  • 予算決めやイメージ作り:1~3か月程度
  • 土地探しや施工会社選び、住宅ローンの仮審査:1~3か月程度
  • 契約と住宅ローンの本審査:3~6か月程度
  • 竣工・引き渡しから引っ越し:1か月程度

予算決めから引き渡しまでの流れは、トータルで1年から1年半程度の期間を想定しておきましょう。

土地探しや設計プラン決めに関しては、さらに時間がかかることもあります。
注文住宅に早く入居したい場合は、スケジュールを細かく決めて厳守するようにしましょう。
特に土地探しなどは「もっとよいところがあるのではないか」と思いだすとキリがありません。

すべてイメージ通りに進むことが理想ですが、予算や法律などの関係で、思い通りいかないこともあります。
設計プランの変更をスムーズに判断できるよう、あらかじめこだわりたいポイントに対しては優先順位をつけておくことがおすすめです。

「これだけは絶対に譲れない」といった部分が明確になっていれば、スムーズに決定・判断できて、施工後の後悔も少ないはずです。

注文住宅の支払いスケジュール

注文住宅を購入する場合には「工事請負契約時」「着工時」「着工中」「竣工時」の4段階に分けて、建築費を支払うことが一般的です。

支払う際の条件は建築会社によって異なりますが、工事請負契約時に建築費用の10%、着工時、着工中、竣工時は、建築費用の30%ずつを支払うような形となります。

注文住宅の購入には、住宅ローンを組む人が多いですが、住宅ローンは家が竣工したあとに引き渡された段階で、融資が始まります。
そのため、着工時や着工中、竣工時の建築費用は、一時的にローンを借り入れられるつなぎ融資の利用もおすすめです。

住宅ローンの利用を検討している金融会社がつなぎ融資を取り扱っているのかどうかを、必ず確認しておきましょう。

注文住宅を購入する際にかかる費用

最後に注文住宅を購入する場合にかかる費用を、3つに分けて紹介します。
建てる家の間取りや細かな条件によって、具体的な金額は異なるので、あくまで目安として参考にしてください。

本体工事費

本体工事費とは、注文住宅を購入する際にかかる費用の大部分を占める費用です。
主に建築費と呼ばれており、1,500万~3,500万円がもっとも多い価格帯となっています。

本体工事費には、仮設工事から基礎工事、窓やドアを取りつけ工事、水道管の配線や空調工事など、さまざまな工事が含まれます。

その他工事費

その他工事費とは、別名で付帯工事費とも呼ばれている、家の建築工事以外にかかる費用です。
場合によってはその他工事費がかからないこともあるので、具体的な費用の目安はありません。

その他工事費としてかかる内容は、間取りによって必ず必要となる、駐車場の塗装や門の設置といった外構工事費が一般的です。
また、土地の地盤が弱い場合には地盤を改良する費用や、土地にある建物を解体する費用などがかかる場合もあります。

諸費用

諸費用とは、前述してきた本体工事費やその他工事費以外にかかる費用のことです。
目安としては100万~150万円程度が目安とされており、こちらも契約内容によって具体的な金額が異なります。

諸費用として必ずかかってくる内容としては、契約を結ぶ際に必要な印紙税や登録免許税といった税金や登記をする場合の費用、建築確認申請費用などが挙げられます。
場合によっては水道負担金や火災保険料がかかってくることもあるので、あらかじめ確認してみてください。

注文住宅の流れや期間を把握して、後悔なく新居を建てよう

いかがでしたでしょうか?

「注文住宅を建てたい!」と思っても、実際に新居に住むまでには、さまざまな工程を踏む必要があります。
事前に注文住宅の購入の流れや期間を把握しておき、スムーズに新居を手に入れましょう。

アエラホームの注文住宅は外張り断熱と充填断熱のW断熱を軸に、環境設計を通してトータルな住宅設計ご提案しております。
お近くの展示場のご予約はこちらから

関連記事

この記事の著者

アエラホーム編集部

住まいのプロとして、住宅に関するお役立ち情報を提供します。デザインから機能性まで、お客様にぴったりの住まいをご提案。住まいの専門家として、建築や住宅に関する知識を分かりやすくお届けし、理想のライフスタイルを実現するお手伝いを致します。豊富な経験から得たアドバイスやトレンド情報をお楽しみください。


新着記事


PAGE TOP

アエラホームへのご相談

CONSULTATION

カタログ請求

ご希望に沿ったカタログを
選んでご請求いただけます。

展示場・イベント

全国のアエラホームから
お近くの展示場をご案内します。

来場予約・WEB相談予約

お手軽・簡単にWEBでご予約できます。

アエラホーム
公式SNSアカウント