注文住宅では内装を自由に決められるため、こだわりのあるデザインにしたいと思いますよね。
内装のデザインを考えることが楽しい反面、どのように決めたらよいのかと迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。
そこで本記事では、注文住宅の内装の決め方や、内装のこだわりを出すための5つのポイントを紹介します。
納得のいく内装にしたいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
注文住宅を建築する場合は、まずは大枠となる内容を決めましょう。
注文住宅の内装を決める際は、最初に全体的なイメージやテーマを決めることが大切です。
全体のテイストが決まらないと、内装に使用するカラーや素材などもなかなか決められません。
注文住宅に限らず、住宅のイメージには、ナチュラルやモダン、北欧風など、さまざまなものがあります。
まずは全体のテイストを決めて、カラーや素材、家具などの細かい部分を決めることで内装を自分好みのデザインにできます。
そのため、まずはどのようなイメージにしたいのかということを明確にしましょう。
内装の全体的なイメージやテーマを決めたら、次に使用するカラーを決めましょう。
基本的に、住宅の内装に使用するカラーをベースカラーとメインカラー、アクセントカラーの3色に限定すると、全体的にまとまって見えます。
ベースカラーは内装全体の7割を占め、部屋の印象をもっとも左右するカラーです。
メインカラーは主にインテリアに使用するカラーのことで、割合としては全体の2.5割を占めます。
最後に、部屋に置くオブジェや小物などに使用するカラーを、アクセントカラーとよびます。
アクセントカラーは、多用せずに協調したい部分にのみ使用しましょう。
上記の3色のカラーの役割を把握したうえで、使用するカラーやバランスを考えることが大切です。
住宅の内装に使用する素材は、理想とする部屋のイメージやテーマによって異なります。
たとえば、全体的にナチュラルなイメージにしたい場合は、壁や床に自然を感じられるような天然の木材を使用したいと思うのではないでしょうか。
反対に、内装にガラスやステンレスなどの無機質な素材を使用すれば、モダンなイメージに近づきます。
このように、素材1つで部屋の印象が大きく変わるため、理想とする部屋のイメージに合わせて適切な素材を選びましょう。
また、内装に使用する素材をすべて統一してもよいですが、複数の素材をバランスよく使用したほうが、よりデザイン性が高い部屋をつくることができます。
ここからは、注文住宅の内装でこだわりを出すための5つのポイントを紹介します。
壁や天井、床は部屋のなかでも大部分を占めるため、この3か所によって部屋の印象が決まるといっても過言ではありません。
まずは部屋の中で面積が広く、目に入りやすい床材、そして壁や天井を決めて、そのあとに照明や家具のデザインを選ぶことで、理想とする部屋のイメージに近づけられるでしょう。
なお、この3か所の雰囲気が合っていないと、全体的な部屋のバランスが悪くなってしまう可能性があります。
そのため、どのようなテイストにするのかをイメージしながら床材を慎重に選択しましょう。
注文住宅の内装でこだわりを出すためには、壁とクロスのカラーや素材にこだわることがポイントです。
壁とクロスはカラーや素材の種類が豊富であるため、どのようなものを選んだらよいのかと迷ってしまう方も多いでしょう。
壁とクロスを選ぶ際は、はじめに部屋のテーマを1つに絞り、そのテーマに合うような統一感のあるカラーや素材のものを選ぶことがおすすめです。
照明のデザインも、内装の全体的なイメージを決める重要なポイントの1つです。
たとえば、照明のなかでも人気のある「ダウンライト」は、壁に埋め込んで設置するタイプのもので、すっきりとしたおしゃれな雰囲気をつくることができます。
反対に、シャンデリアなどの照明は存在感があるため、ゴージャスな雰囲気の部屋にしたい場合に最適です。
照明には、ダウンライトやシャンデリアのほかにもさまざまなデザインがあるため、理想とする部屋の雰囲気に合うものを探しましょう。
注文住宅の内装を理想どおりにデザインするためには、カーテンのデザインやカラー決めにも手を抜いてはいけません。
カーテンと聞くと、布製のものをイメージする方が多いかもしれませんが、ほかにもロールカーテンやブラインドなどもあります。
理想とする部屋のイメージには、どのようなデザインのカーテンが馴染むのかということを考えましょう。
また、デザインと同様にカラーを重視することも大切です。
なぜなら、カーテンは部屋のなかでも目立つ部分であり、全体の雰囲気とカーテンのカラーが合っていないと、それだけで雰囲気が壊れてしまうからです。
デザインとカラーともに、部屋の雰囲気に合うカーテンを慎重に選びましょう。
水回りとはトイレやお風呂、キッチンなどの設備のことです。
これらは、注文住宅の建築にかけられる費用によってグレードが変わるので、デザインや機能も大きく異なります。
そのため、予算に合わせて設置できる設備のなかから、部屋のイメージに合うものや使い心地のよいものを探しましょう。
また、なかでもキッチンは、リビングルームにいるときに常に見える設備です。
そのため、ほかの水回りの設備よりもリビングルームのイメージに直接影響します。
キッチンのデザインによっては、部屋の雰囲気とかけ離れてしまう場合もあるため、選ぶ際には注意が必要です。
注文住宅の内装は、自分の好きなようにこだわれる反面、失敗してしまうこともあります。
そこで、ここからは注文住宅で内装を決める際の3つの注意点を解説します。
注文住宅の内装を決める際、さまざまなこだわりを詰め込みたくなり、アクセントとして個性的なカラーやデザインのものを取り入れすぎてしまうことがあります。
しかし、アクセントとは目立たせたい一部の箇所にだけ取り入れるものです。
アクセントを取り入れすぎると、全体的にまとまりがない印象になるため、アクセントはポイントとして目立たせるものであるということを意識しましょう。
内装のすべての箇所のカラーやデザイン、素材が異なると、全体的な部屋のバランスが悪くなり、イメージやテーマがわからなくなってしまいます。
全体の統一感を出すためには、壁や床、天井の素材を揃えたり、ほかの箇所のカラーを合わせたりすることが大切です。
注文住宅の内装を決めるときは、実物を見てから取り入れるアイテムを選びましょう。
インターネットやカタログなどで見ているだけでは、そのアイテムの実際のサイズやカラー、素材感がわかりづらいことがあります。
購入してから後悔することがないよう、実物を見てから決めることがおすすめです。
注文住宅で内装を決めるときは、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
以下にて、注文住宅の内装でよくある3つの失敗事例を紹介します。
注文住宅で壁と天井のカラーやデザインを、サンプルだけを見て決めてしまう方は少なくありません。
しかし、実際に仕上がったものを見て、イメージと違うという違和感をもつ方もなかにはいらっしゃいます。
原因としては、サンプルで見たときは色を小さな面積で見ていたものの、広い面積で見ると光の反射などで想像していた雰囲気と異なるということがあるからです。
このような事態を防ぐためには、住宅展示場やモデルルームなどで同じカラーや素材を使った部屋を実際に見ることをおすすめします。
注文住宅の内装で空間をすっきりと見せるために、高所に収納スペースを多く設置しようと考える方もなかにはいらっしゃいます。
しかし、高所に収納スペースを設置してしまうと、実際に使うときになって、手が届かない場合や使いづらいといった不便さを感じる場合もあります。
そのため、利便性も考慮したうえで、使いやすい場所に収納スペースを設置するとよいでしょう。
注文住宅の内装を決める際は、コンセントの配置を考えることも重要です。
しかし、配置を気にせずにコンセントを設置してしまうと、実際に使用するときに想像以上に配線が長く使いづらいというケースがあります。
また、そもそもコンセントの数が少ないと、コンセントが必要な位置まで延長コードを引っ張らなければならないといった事態が発生することも考えられます。
これらの事態を避けるために、家電の配置場所を考え、実際にどのくらいのコンセントの数が必要なのかということを適切に判断しましょう。
本記事では、注文住宅での内装デザインの決め方をご紹介しましたが、外観は、どのような決め方をすればよいのでしょうか?
別記事の「注文住宅の外観で悩んでいる方必見|外観の決め方を紹介」で詳しくご紹介しております。ぜひご覧ください。
いかがでしたでしょうか?
注文住宅の内装を納得のいくものにするためには、まずは理想とする部屋の全体的なイメージやテーマを決めて、そこから使用するカラーや素材を選ぶ必要があります。
また、内装に取り入れるアイテムや設備ごとに、カラーや素材、雰囲気を合わせることで、まとまりのある印象を与えることができます。
アエラホームの注文住宅は、さまざまな内装づくりを手がけてきた実績を持っているため、内装づくりにおける的確なアドバイスをすることが可能です。
多数のサンプルも用意しているため、こだわりのある内装にしたいとお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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