注文住宅を建てる際、気になることの一つが“外観”でしょう。
周りの人が「あの家おしゃれ!」と思わず言いたくなるような、素敵な家に住みたいと思う人は少なくないと思います。
では、自分の思い通りの外観の注文住宅に住むにはどうすればいいのでしょうか?
ここでは、注文住宅の外観の種類や決め方、決める際の注意点を紹介します。
注文住宅の外観について悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
注文住宅の外観の5つの種類を紹介します。
現在の新築住宅の外観のトレンドといっても過言ではない、シンプルモダン。
あまりほかの住宅とデザインがかぶらず、比較的リーズナブルに設計できるといった点が人気を集めています。
不要な装飾は省いた、清潔感のあるデザインが多くの人から支持されています。
和モダンも今人気を集めているテイスト。
日本建築のような落ち着いた木のぬくもりが感じられる雰囲気がありながらも、現代風なシンプルスタイルでスタイリッシュにまとまったデザインになります。
南欧風住宅も、カラフルかつチャーミングな外観から、多くの人から支持されています。
白い漆喰とレンガ色の屋根に、心惹かれる人も多いと思います。
明るい雰囲気の外観を見ていると、暮らしもより一層豊かに、楽しくなっていくでしょう。
カリフォルニアスタイルは、アメリカ西海岸の自由な雰囲気を感じ取れる住宅のテイスト。
白と青の配色と木目感が、海や雲、木々といった開放的な空気を演出してくれます。
アウトドアが好きな人などにおすすめのスタイルです。
まるでニューヨークにある家のような雰囲気を取り入れた外観です。
コンクリートやガラスが建ち並ぶオフィス街にあった、モノトーンを基調とした感じが特徴となっています。
ニューヨーカーが住むような家に住みたい人は、ぜひ検討してみてください。
注文住宅の外観の決め方をお伝えします。
まずどんな外観にしたいのか、イメージを決めていきましょう。
「あれも、これもよくて絞り込めない」といった人は、まず「和風か、洋風か」といった簡単なところから決めていくのもいいと思います。
色々なイメージ画像を集め、自分の心にフィットするものを選べばいいでしょう。
家族みんなで選びたい場合は、いいと思った候補の写真を並べ、「こんなのもいい」「あんなふうにしたい」と話し合うといいと思います。
家のフォルムを決めていきましょう。
四角い家、L字型の家、コの字型の家、下の階より上の階が出っ張っている(オーバーハングしている)家、平屋建てなどさまざまな形状の家が存在します。
屋根の形状なども外観に大きな影響を与えるので、一緒に考えておくといいでしょう。
四角い形の総2階建ての家は比較的安く建てることができます。
L字型やコの字型といった角の多い家は、デザイン性が高く、変わった形の土地にも建てられるのが魅力。
オーバーハングしている家は、狭小地での住宅に適しています。
平屋は建物のメンテナンスがしやすく、複層階に比べて構造的に強いといったメリットがあります。
白や黒、ブラウンなどメインカラーを決めていきましょう。
できれば1色、多くても2色以内にするのがおすすめです。
2色選択する場合は、ベースカラーとアクセントカラーといった組み合わせで選ぶと、失敗しづらい住宅になります。
外壁材を選んでいきます。
外壁材にはサイディング、コンクリート、モルタル、タイルなど多種多様な種類があります。
外壁材によってデザインが大きく変わってきますので、慎重に選択することをおすすめします。特に外壁材は金額が変わることもありますしハウスメーカーによってはオプションになることもあるのできちんと相談する必要があるでしょう。
最後に屋根や窓、植栽などの部分を考えていきます。
屋根や窓の形は住宅の印象を大きく変えます。
また照明や植栽を効果的に配置できたら、おしゃれな家になること間違いありません。
ほかにもフェンス・塀、門・扉、庭などのエクステリアも、住宅の外観に大きな影響を与えます。
注文住宅の外観を決める際に気をつけておきたい3つのポイントを紹介します。
家は建てて終わり、ではありません。
完工はスタート。
引き渡したときから、新たな暮らしが始まるのです。
デザインだけを重視して家を建ててしまったら、のちのちメンテナンスや修理が多発して「違うものにすればよかった」と後悔しかねません。
見た目だけでなく、実用性も兼ねているからこそ暮らしやすい快適な家といえます。
設計士や施工会社の人にしっかり間違いなく伝わるよう、イメージの伝え方にも工夫を凝らしましょう。
写真や画像を用意しておけば、イメージの齟齬(そご)を防げます。
また分からない点や不安な箇所があったら、すぐに質問すること。
あとで「これは違います」とやり直しを要求しても、受け入れられない可能性もあります。
設計の段階で、できる限り食い違いをなくすようにしていきましょう。
「イメージしていた色と違っていた!」という失敗を防ぐためにも、なるべく大きめのカラーサンプルでチェックすることをおすすめします。
また可能であれば室内だけでなく、屋外の太陽光の下でサンプルチェックするのもおすすめです。
可能であれば、同じ色で塗装した家を実際に見に行けるといいですよね。
色には面積効果というものがあり、同じ色でもサイズによって見え方が異なってきます。
明るい色は面積が大きいほど明るく鮮やかに見え、暗い色は面積が広いほど暗くくすんで見えます。
細心の注意を払って、選択するようにしましょう。
本記事では、注文住宅での外観の決め方や決める上での注意点をご紹介しましたが、内装ではこだわりの空間を実現するためにどんなポイントを意識すればいいのでしょうか?
別記事の「注文住宅の内装デザインでこだわりを実現するためのポイント」で詳しくご紹介しております。ぜひご覧ください。
注文住宅の外観の種類や決め方、決めるときに注意しておきたい事柄についてお伝えしました。
「こんな家にしたい!」といったあこがれがあるからこそ、多くの人が注文住宅を建設するのだと思います。
その理想を叶えるためには、しっかりとしたイメージを持ち、イメージを実現するための素材や形、色を決めていかなくてはなりません。
時には専門家のアドバイスを受けるなどもして、自分の理想の住まいを建てていきましょう。
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