曽祖父から四世代続く築約100年の古い家をお父様の介護がしやすいように、バリアフリーの家の必要性を強く感じ建て替えを決意したS様。
全てをリセットするのではなく、思い入れのある景観や面影を遺すことで入院中の父が我が家に戻ってきた時に喜んで欲しい。
また、いずれこの家を継ぐご本人達が高齢になった際のことをも考え、老後に暮らしやすい平屋の家であることが建て替えの絶対条件のひとつでした。
キッチンは作業導線が短く、作業効率が良いコの字型キッチンを採用。
作業がしやすいコの字型キッチンなら、複数人での料理もゆったり広々と行えます。
また、キッチンの前面を一体型収納にし、さらに造作の棚を設置することで収納スペースを確保しました。
新築のお家ですが、前の家の想い出や面影が随所に見られます。
前の家の建材や建具を再利用し、和室の引き戸や窓のエレメント、小屋裏の手すりなどに再活用することで
愛着ある家の一部が新しい家でもご家族を見守ってくれています。
「我が家では猫を飼っているので猫用の出入り口の窓を開けておくことが多いですが、
真冬でも寒さを感じず、夏も冷房をつけなくても家が涼しいことに感動しました」と高気密・高断熱住宅を実感したS様。
大容量のシューズインクロークがあることで家の顔である玄関はいつもすっきり
廃材を使用して作成したベンチを設置することで靴の脱ぎ履きが楽にできます。
介護が必要となるお父様の送迎を想定し、玄関前には介護送迎車が通りやすいように広々としたスロープを設置しました。
玄関は開け閉めが楽な引き戸を採用。
また、宅配BOXを設置することで在宅・不在問わず、届いた荷物を受け取ることができます。