注文住宅を建てる際に、庭先にウッドデッキを設置したいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ウッドデッキは機能性が高く、設置することにより生活が便利になりますが、一方で気を付けておいたほうがよい注意点も存在します。
そこで本記事では、注文住宅にウッドデッキを設置することによる、主なメリット・デメリットを紹介します。
ウッドデッキの設置を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
ウッドデッキとは「屋外に設置された木材で作られた床」のことです。
一般住宅においては主に庭先に設置されることが多いですが、玄関前に設置する家庭もあるようです。
ウッドデッキを設置することで、住宅が洗練されたイメージになるだけではなく、スペースが広がることで生活や遊びの際に活用できるようになります。
そのため、住宅を建てる際に、住宅の雰囲気に合ったウッドデッキを庭先に設置する家庭も多いです。
ちなみに、ウッドデッキの設置を考えている方の中には、DIYでウッドデッキを作ることを検討している方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ウッドデッキは大型の設備なのでDIYを行う場合はかなりの手間がかかり、なおかつ木材自体も重量があることから作成の難易度が非常に高いです。
また、体重の重みでウッドデッキが壊れてしまうと、ウッドデッキの上に乗っていた人が大ケガをする可能性もあります。
そのため、住宅との調和や耐久性などの観点から、ウッドデッキはDIYで作らずに、なるべく業者に依頼することをおすすめします。
ただし、ウッドデッキは構造物ではなくエクステリアに分類されるため、一般的には注文住宅を建てる際のプランに組み込まれていません。
注文住宅を建てる際にウッドデッキもあわせて設置する場合は、オプション料金となるためコストが高くなる点は注意しましょう。
ここからは、庭先にウッドデッキを設置することにより、具体的にどのようなメリットがあるのかを紹介します。
注文住宅を建てる際の判断材料として、ぜひ参考にしてみてください。
椅子やテーブルが設置できる大きいサイズのウッドデッキであれば、家族が団らんできるコミュニケーションスペースとして活用できます。
具体的には、自宅にいながらキャンプができる「お庭キャンプ」やバーベキューなどのイベントが楽しめるようになります。
ほかにも、お子さまが遊ぶ際のスペースや、勉強のスペースとしてウッドデッキを活用することもできるでしょう。
活躍の幅が広く、さまざまなシチュエーションで使える点はウッドデッキのメリットだといえます。
ウッドデッキは洗濯物を干す際のスペースとしても活用できます。
ウッドデッキを設置することにより、家の外に出てすぐに洗濯物が干せるようになるため、家事の時間を短縮したい場合は特に便利です。
ほかにも、雨が降ってきた際にすぐに洗濯物を取り込めることもウッドデッキのメリットだといえます。
また、ウッドデッキの上に屋根を設置すると洗濯物が濡れにくくなるので、洗濯物をより安全に干したい場合は、ウッドデッキとあわせて屋根をつける工事も行いましょう。
ウッドデッキは、ガーデニングやDIY、草取りといった屋外の作業の際も活躍します。
ガーデニングや草取りの際は、ウッドデッキに園芸用品や草取りの道具をおくことで作業がしやすくなり、DIYの際も木材置き場や工具置き場として使うことができるでしょう。
また、屋外の作業は重労働で疲れやすいため、作業時間が長くなる場合は休憩を取ることもできます。
その際に、ウッドデッキに椅子やテーブルを設置しておけば、休憩スペースとしても使えるという点もメリットです。
ここまで、注文住宅にウッドデッキを設置することによるメリットを紹介しましたが、一方で気を付けておいたほうがよいデメリットもいくつか存在します。
ウッドデッキを設置してから後悔することがないように、デメリットについてもしっかり事前に確認しましょう。
注文住宅でウッドデッキを設置する主なデメリットには以下のようなものがあります。
ウッドデッキは木材で作られているため、雨風や強い日光によって次第に劣化します。
雨風によって木材が濡れている場合は脆くなりやすく、空気が乾燥している場合はひび割れができやすくなるのです。
そのため、ウッドデッキを維持するためには、コーティングや木材の張替え、ブラシがけといったメンテナンスを定期的に行わなければなりません。
仕事や家事でウッドデッキをメンテナンスする時間がなかなか確保できない方や、メンテナンスの作業が苦手な方にとっては大きな負担になる可能性が高いです。
メンテナンスにかかる時間や手間を削減したい場合は、メンテナンスを業者に依頼することをおすすめします。
また、ウッドデッキにはさまざまな種類があるので、劣化しにくい素材を使ったタイプやメンテナンスがしやすいタイプを選ぶことも視野にいれましょう。
水に塗れた状態のウッドデッキを放置すると、湿った木材を好む害虫や菌が繁殖することもあります。
たとえば、シロアリやキクイムシなどの害虫は水分を含んだ木を主食としているので、ウッドデッキを持ち上げたらシロアリが集まっていた、というケースも少なくありません。
これらの害虫が繁殖すると、ウッドデッキの寿命が縮まるだけではなく、ウッドデッキに乗った際に壊れてしまうことでケガに繋がることもあるでしょう。
また、害虫だけではなく、湿気の影響で木を腐らせる腐朽菌や、木を変色させるカビなどの菌が繁殖する可能性もあります。
これらの菌が繁殖すると、ウッドデッキの見た目が悪くなるだけではなく、劣化も進行しやすくなるため注意しなければなりません。
しかし、日頃から十分に気を付けていても、住んでいるエリアや気温によっては、害虫や菌が繁殖することがあります。
ウッドデッキに繁殖した害虫や菌は個人で取り除くことは難しいため、異変を感じたら速やかに害虫駆除業者に連絡しましょう。
ウッドデッキを設置する際は、家の床の高さとウッドデッキの高さをあわせることが一般的です。
そのため、ウッドデッキと庭の地面の間には隙間ができますが、このスペースは非常に狭く手が届きにくいことから、掃除されずに放置されることがよくあります。
しかし、掃除をせずに放置してしまうと、ウッドデッキの下に雑草が繁殖することやクモの巣が作られるといったトラブルに発展することも多いです。
また、ウッドデッキの下は外敵から身を隠せる空間になっていることから、野良猫やネズミなどの野生動物が住み着くこともあります。
雑草や虫の繁殖、野生動物が住み着くことを避けるためにも、ウッドデッキの高さや設置する土地の状態は事前に確認することをおすすめします。
いかがでしたでしょうか。
ウッドデッキは敷地内のスペースを有効活用できるといったメリットがあるため、コミュニケーションスペースや洗濯物を干すスペースなどに活用できます。
しかし、ウッドデッキは時間の経過とともに劣化するので、維持するためには定期的な掃除やコーティングといったメンテナンスが必要になることは覚えておきましょう。
注文住宅を手掛けているアエラホームでは、注文住宅の建築とあわせて、住宅の雰囲気にマッチしたウッドデッキの設置にも対応しています。
詳しくヒアリングを行ったうえで、最適なウッドデッキをご提案いたしますので、注文住宅にこだわりたい方は、ぜひアエラホームにお問い合わせください。
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