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注文住宅で太陽光発電を導入するメリット・デメリット

最終更新日 2022年06月03日
注文住宅で太陽光発電を導入するメリット・デメリット

注文住宅の建築にあたり、太陽光発電を導入するかどうか迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
太陽光発電にはさまざまなメリットがありますが、デメリットもあるため設置後の後悔を防ぐためにもあらかじめ特徴を押さえておくことが大切です。

本記事では、注文住宅に太陽光発電を導入するメリット・デメリットを詳しく紹介します。
太陽光発電を有効活用したいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

家庭用太陽光発電の仕組みとは

太陽光発電は、自然の太陽光のエネルギーを電力に変える発電方法のことです。

太陽光発電と聞くと、ソーラーパネルを使用するというイメージを持つ人も多いと思いますが、ソーラーパネルとはそもそもどのようなものかご存じでしょうか?
ソーラーパネルは、2種類の半導体が組み合わさった太陽電池で作られています。
それぞれの半導体に、太陽の光が当たると電流が流れて、電力に変わるという仕組みです。

また、半導体で作られている太陽電池は、太陽の光が当たると電気を起こすという仕組みがあるものの、電気を貯めることはできません。
電気を貯めるためには、別途蓄電池が必要になるため、電力を貯めておきたい方はあらかじめ準備しておきましょう。

注文住宅に家庭用太陽光発電を導入する4つのメリット

注文住宅に家庭用太陽光発電を導入するメリットは4つご紹介します。

メリット①電気代を大幅に節約できる

太陽光発電を導入する主なメリットとして、電気代を節約できることが挙げられます。

太陽光発電を導入していない場合、電気を使った分だけ電気代を電力会社へ支払います。
しかし、太陽光発電を導入していれば、自然エネルギーである太陽の光を電気に変えて使用できるため、発電した電気を使用すればお金はかかりません。

ただし、天気の状況によって、1日で使用する電気をすべて自家発電した電気でまかなえない可能性もあります。

日中は太陽光発電でつくられた電気を使い、夜間は電力会社から供給される電気を使えば、電気代を抑えられます。
電力会社によっては、夜間の電気代が安くなるプランも用意されているため、効率よくコストを削減できます。

メリット②電気代が上昇しても影響を受けない

電気代が年々高騰していることはご存じでしょうか?
2022年4月に電気代を値上げする電力会社のなかには、電気代が過去最高を更新するところもあるといわれています。
2022年4月に電気代を値上げする大手電力会社は、以下の通りです。
一般的な家庭の1か月の料金をもとに紹介します。

2022年4月に電気代を値上げする大手電力会社

  • 中部電力:+127円
  • 東京電力:+115円
  • 東北電力:+98円
  • 沖縄電力:+65円
  • 九州電力:+57円
  • 北海道電力:+56円
  • 四国電力:+52円

太陽光発電を導入していなければ電気代の値上がりに直面してしまいますが、太陽光発電で自家発電した電気を使用すれば電気代の高騰の影響はあまり受けずに済みます。

今後も電気代は値上がりしつづける可能性がありますが、太陽光発電を活用することで電気代を気にせず使えることは大きなメリットだといえるでしょう。

メリット③環境にやさしい

一般的に電力会社では石油を燃焼させる火力発電によって、電気を発電させています。
石油を燃焼させると、多くの二酸化炭素を排出してしまうため、火力発電は環境にはよくありません。

一方で太陽光発電は、火力発電に比べて二酸化炭素の排出量が少ないため、環境にやさしい発電方法だとされています。
太陽光発電を導入した注文住宅を建て、電力会社から供給される電気を自家発電した電気に置き換えることで、環境にやさしい取り組みを行えることもメリットの1つです。

メリット④停電時にも電気が使える

太陽電池と合わせて蓄電池を設置しておくと、地震や台風などの災害によって停電した場合でも電気を使えるというメリットがあります。

万が一のときの対策として、太陽電池とセットで蓄電池を購入しておくことがおすすめです。

注文住宅に家庭用太陽光発電を導入する3つのデメリット

さまざまなメリットがある太陽光発電にも、デメリットがあります。
認識違いによる設置後のトラブルを防ぐためにも、デメリットはしっかりと確認しておきましょう。

デメリット①導入にはある程度の費用が必要

太陽光発電は電気代の節約につながるというメリットがあるものの、設置するためにはある程度の費用が必要であるというデメリットがあります。

太陽光発電を導入する際には、一般的に80万(3kW)~130万円(5kW)程度の費用が必要であるといわれています。
長期的に利用することを考えると元が取れるといえますが、初期費用がかかることはあらかじめ押さえておきましょう。

また、地域によっては設置する際に補助金を利用できることもあります。
住んでいる地域で補助金の申請ができるのかどうか、ぜひ確認してみてください。

デメリット②定期的にメンテナンスをしなければならない

太陽光発電は設置すれば放置してもよいというイメージがあるかもしれませんが、実は定期的なメンテナンスが義務づけられています。
なぜなら、太陽光発電に使われている細かな部品が台風や大雨によって壊れてしまうことや、汚れてしまうことで発電量が低下する可能性があるためです。

部品の状態の善し悪しを素人が確認することは難しいため、業者へ定期的なメンテナンスを依頼する必要があるのです。
業者へ定期的なメンテナンスを依頼する場合には、一般的に1~2万円程度の費用がかかるとされているので、あらかじめ押さえておきましょう。

デメリット③設置に向いていない可能性もある

太陽光発電の導入を検討する場合、新しく建てる注文住宅の屋根に設置できるかどうかを確認しましょう。
屋根が小さすぎる場合や屋根が北向きの場合には、太陽光発電の設置に向いていない可能性が高いです。

新しく建てる注文住宅に太陽光発電を導入しても大丈夫かどうかは、あらかじめ確認しておきましょう。

デメリット④クレームが入る可能性がある

「ソーラーパネルへ当たった太陽の光が反射して眩しい」というクレームが近隣より入る可能性があります。
このようなクレームが入る原因は、ソーラーパネルを北側に設置していることが考えられます。

また、北側はほかの方角に比べて太陽の光が当たりづらいため、太陽光発電を設置する場合には北側を避けて設置しましょう。

注文住宅で太陽光発電を使用した場合の年間発電量は?

注文住宅で太陽光発電を使用した場合に、年間でどのくらいの発電量があるのかは気になりますよね。

太陽光発電協会によると、搭載容量1kWhの太陽光発電を設置した場合の年間発電量は、およそ1,000kWhといわれています。
「kWh」とは使用できる電気量の単位であり、太陽光発電だけで年間1,000kWh分の電気が使えます。

一般家庭で使用される年間電力消費量は約4,573kWhといわれているため、年間の消費電力の1/4以上を太陽光発電で補えるというわけです。
搭載容量を4kWhにすれば、年間発電量は4,000kWhとなり、ほぼ1年分の消費電力をまかなえます。

上記はあくまで目安の数字であるため、どのくらいの発電量になるのかはソーラーパネルの種類や注文住宅の屋根の角度などの条件によって異なります。
場合によっては、発電量が目安の1,000kWhを下回る可能性もあるので、太陽光発電の種類や設置する場所を確認するようにしましょう。

太陽光発電はどういう人におすすめ?

最後に、太陽光発電の導入がおすすめの人の特徴を紹介します。

太陽光発電の導入がおすすめの人

  • 電気代を節約したいと考えている人
  • 蓄電池の購入を考えている人
  • 南向きの大きな屋根を活用したいと考えている人

日々使用する電気代を少しでも節約したいと考えている場合には、太陽光発電の導入がおすすめです。
導入時の費用はかかりますが、長く使っていく場合には家庭を助けるアイテムになることは間違いないでしょう。

また、災害が起きた場合の停電に備えて蓄電池の購入を考えている方や住んでいる家の屋根が南を向いている場合にも、太陽光発電の導入がおすすめだといえます。

注文住宅に太陽光発電をつけると電気代の節約をはじめ環境にもよい

いかがでしょうか?

太陽光発電は、自然エネルギーである太陽の光をソーラーパネルに当てることで、電力として家庭で使用できる発電方法のことです。
自家発電した電力を使用できるので電気代の節約や環境にもやさしいなどのメリットがあります。
一方で導入する際の初期費用が80万~130万円程度必要になることや定期的なメンテナンスが必要であることなどのデメリットもあるため、注意しましょう。

アエラホームの注文住宅では太陽光発電を導入した住宅の購入を検討されている方向けに、さまざまなメーカーの太陽光発電を取り扱っています。
どのくらいの節約につながるのか、まずはお話を聞いて検討してみてください。

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この記事の著者

アエラホーム編集部

住まいのプロとして、住宅に関するお役立ち情報を提供します。デザインから機能性まで、お客様にぴったりの住まいをご提案。住まいの専門家として、建築や住宅に関する知識を分かりやすくお届けし、理想のライフスタイルを実現するお手伝いを致します。豊富な経験から得たアドバイスやトレンド情報をお楽しみください。


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