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注文住宅に中庭を作るメリット・デメリットと活用方法を紹介

最終更新日 2022年06月03日
注文住宅に中庭を作るメリット・デメリットと活用方法を紹介

注文住宅の購入をするうえで、中庭を作りたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
中庭を作るためには家の間取りも工夫する必要があります。
間取りを考えるうえで、注文住宅に中庭を作るメリット・デメリットを知っておけると安心しますよね。

そこで本記事では、注文住宅に中庭を作るとどのようなメリット・デメリットがあるのか、詳しく紹介します。
中庭の活用方法も紹介するので、注文住宅の購入を検討されている方はぜひ最後までご覧ください。

注文住宅で作れる中庭の形とは?

中庭とは、壁や建物の壁に囲まれた屋外にある、屋根のない庭のことです。

注文住宅に中庭を作るのであれば、形にもぜひこだわりたいところです。
注文住宅で中庭におすすめの形として「コの字型」「ロの字型」「L字型」の3種類があります。

まずは、それぞれの中庭の形の種類や特徴を見ていきましょう。
中庭の形に迷われている方は、ぜひ参考にしてください。

コの字型

コの字型の中庭とは、コの字のような形で、家の中心部分に中庭を作れる形のことです。
庭を囲うように家を建てますが、1か所だけ壁を作らず、開放感のある広い中庭を作れることが大きなメリットです。

ロの字型

ロの字型の中庭は、家の壁で全方向から中庭を囲ってしまうような形です。
周りの目が一切届かない場所に中庭を設置できます。
全方向から庭を囲うと周囲から見られることがないため、中庭に洗濯物を干すことも可能です。

しかし、ロの字型の中庭を設置するためには、広い敷地が必要になります。
また、全方向が壁で囲われていることから雨水が地面に溜まりやすいため、排水の計画は事前に立てておきましょう。

L字型

L字型の中庭は、家の壁が2方向から囲んでいる形です。
コの字型の中庭とロの字型の中庭に比べて、もっとも開放感のある中庭になります。

庭に隣接する壁が2か所になることで、庭を広く確保できるという特徴があります。
一方で、開放感があり外からの視線が気になりやすいため、庭をプライベート空間として利用したい方にはおすすめできません。

中庭の間取りを考える際には、庭に隣接する壁の数が多いほど建築コストが高いと考えるとよいでしょう。
そのため、3種類ある中庭の形のなかでは、ロの字型がもっとも費用が高く、L字型がもっとも安くなります。

注文住宅に中庭を作る3つのメリット

注文住宅に中庭を作るメリットは3つあります。
それぞれの詳細を見ていきましょう。

メリット①家の中に光を取り入れやすい

日本で家を建てる際は光が入りやすい南側に大きめの窓をつけることが多いですが、周りの家に囲まれている場合や背の高い建物がある場合には光が入りづらいことがあります。
また、部屋が北側に面している場合は、太陽の光が差し込まないため、日中でも照明をつけなければなりません。

そんなときは中庭を作ることで、光を取り入れやすくなるのでおすすめです。
コの字型やロの字型の中庭であれば北側に面した部屋でも、南向きの面を作り出すことができます。
中庭に面した部屋に光を取り入れられるので、家の環境をさらによくできます。

メリット②プライバシー性が確保できる

中庭は家の壁によって囲まれているため、周りの目を気にすることなく過ごせます。
そのため、家の外ではあるもののプライバシーが確保されている空間といってもよいでしょう。

たとえば、子どもの遊び場として考えている場合には、プライバシーを確保した安全な空間として中庭を活用できます。

中庭の出入り口である開口部が内向きのため、家のなかのプライバシーも確保しつつ安心な場所を確立できます。

メリット③防犯面でも安心して換気できる

外からの視線を気にせずに過ごせることも、家のなかに中庭を作るメリットの1つです。

特に道路に面している部屋では、防犯の面で窓を開けることを躊躇する人もいるでしょう。
その点、中庭のある家では、窓の開口部が家の内側に向いているため、外からの視線を気にすることなく窓を開けて換気できます。
そのため、部屋にいるときにも気にせず窓を開けておきたい方でも、安心して窓を開けられます。

注文住宅に中庭を作る3つのデメリット

続いて、注文住宅に中庭を作る3つのデメリットを紹介します。
家を建ててから後悔しないように、あらかじめ確認しておきましょう。

デメリット①建築にかかるコストが高くなる

そもそも中庭を作るためには、十分な広さの敷地が必要です。
そのうえで、コの字型やロの字型の間取りにする場合には、家の壁や窓が多くなることから建築する際のコストが高くなります。

そのため、中庭を作る場合には、家の面積が増えれば増えるほど、建築のコストが高くなると考えておくとよいでしょう。

デメリット②断熱性能の低下の可能性がある

中庭を作ることで窓ガラスが多くなるため断熱性能が落ちてしまう可能性あります。

なので、夏や冬の光熱費が高くなってしまう可能性も考えられます。
ただ、今の注文住宅では、断熱性を工夫して設計しているところが多いため、中庭を作りたい場合は、住宅会社の担当者に相談することをおすすめします。

デメリット③空調の配慮が必要になる

中庭を作ると窓が増えることで、冬は寒く夏は暑くなりやすい環境になります。
なぜなら、外気に触れる面積が多いことで冬場は家のなかで暖まった空気が冷えやすく、夏場は部屋の温度が上がりやすくなるためです。

住んでみればそこまで気にならない可能性はありますが、寒さや暑さに敏感な方は全館空調システムの導入が必要になる可能性があります。
全館空調を導入するためにはその分のコストが必要になるため、あらかじめ費用の確認はしておくことをおすすめします。

中庭の活用方法3選

最後に、中庭の活用方法を3つ紹介します。
使用用途は人によって異なるので、ぜひ参考にしてください。

活用方法①バーベキューやプールで楽しむ

中庭の使用用途は幅広く、夏であればバーベキューやプールで子どもと楽しむことができます。
周りの目を気にすることなく子どもを遊ばせられるので、おすすめの活用方法です。

オープンな庭に比べて、煙が真上に上がりやすいため匂いが広がりにくいというメリットもあります。
また、音楽を流した場合でも音漏れしづらいので、安心して楽しめます。

夜間になると、みんなで花火をして遊ぶことや、ライトアップをしておしゃれな空間で過ごすことも可能です。

活用方法②家庭菜園やエクササイズなどの趣味を楽しむ

中庭を子どもの遊び場ではなく、自分の趣味をする場所として楽しむこともおすすめです。

コの字型やロの字型の中庭であれば、周りの目を気にせず自由に過ごせるので、家庭菜園や、エクササイズを楽しむこともできます。

色とりどりの花を中庭で育ててみると、家のなかから見られる景色もよくなるので、ぜひやってみてください。

活用方法③ドッグランとしてペットを遊ばせる

もしペットを飼う場合には、ペットを運動させるドッグランのような用途としても中庭を活用できます。

ペットを室内で飼う場合でも、毎日の散歩やドッグランなどでペットを運動させる必要があります。 
しかし、プライベートや仕事の都合によって、定期的に散歩やドッグランにペットを連れていけないこともあるでしょう。

中庭を活用すれば、首輪を外してペットを遊ばせても、道路に飛び出す心配も少なく安全に運動させられます。

ペットが運動する場所や日向ぼっこをする遊び場所としても、中庭は活躍するでしょう。

注文住宅に中庭を作ると子どもから大人まで楽しく過ごせるメリットがある

いかがでしょうか?

注文住宅に中庭を作る場合には「コの字型」「ロの字型」「L字型」の、3種類の形から選ぶことが一般的です。

中庭は一般的な庭と比べて、プライベート空間としてさまざまな楽しみ方があります。
子どもやペットの遊び場や趣味の家庭菜園やエクササイズなどを、外からの視線を気にすることなく行えます。

さまざまな用途に使えるというメリットがある一方で、建築コストが高くなるというデメリットもあるため、導入を検討している方は注意しましょう。

アエラホームの注文住宅家の雰囲気に合わせた中庭の設計が可能です。
新しく建築を検討している注文住宅に中庭を作りたいとお考えの方は、ぜひご連絡ください。

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この記事の著者

アエラホーム編集部

住まいのプロとして、住宅に関するお役立ち情報を提供します。デザインから機能性まで、お客様にぴったりの住まいをご提案。住まいの専門家として、建築や住宅に関する知識を分かりやすくお届けし、理想のライフスタイルを実現するお手伝いを致します。豊富な経験から得たアドバイスやトレンド情報をお楽しみください。


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