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30坪で叶える平屋の理想の間取り【一級建築士が解説】家族構成に合ったプランと後悔しない家づくりの秘訣

最終更新日 2025年06月23日

天井が高く開放的な空間、ワンフロアで生活が完結する快適さ、そしてコストバランスの良さから、平屋を選ぶ方が増えています。延べ床面積30坪というコンパクトな広さでも、平屋ならではの間取りの工夫によって、ご家族それぞれのライフスタイルに合った住まいが実現可能です。後悔しない平屋を建てるために、実際の間取りプラン例と、計画を進める上で特に注意したいポイントを押さえておきましょう。

子育て世代に嬉しい工夫が満載の3LDKの平屋事例

3LDKの平屋事例

3LDKの平屋事例

子育て世帯にぴったりな、家事のしやすさと家族のつながりを両立した28坪・3LDK平屋のプランです。LDKは、ゆとりのある20.1帖を確保しました。対面キッチンからダイニング・リビングを見渡せるため、家事をしながら子どもの様子を見守れるので安心です。
キッチン前のカウンターは、慌ただしい朝食時や、子どもの学習スペースとして活躍します。キッチンを中心に水まわりを回遊できる動線は、調理・洗濯・掃除といった家事効率を高めます。

玄関には、靴だけでなくベビーカーや外遊びのおもちゃなどをまとめて収納可能な、便利な土間収納を設けました。外出時も帰宅後の片付けもスムーズです。さらに、ファミリークローゼットや小屋裏収納など収納スペースも充実させました。子どもの成長とともに増える荷物にも、ゆとりをもって対応できるよう計画しています。

【成功事例】子育て世帯の3LDK平屋

実際にアエラホームで建築された、子育て世帯の暮らしに寄り添う3LDK平屋の実例を紹介します。

子育て世帯の3LDK平屋

子育て世帯の3LDK平屋

18.7帖のLDKには、リビング・ダイニングを見渡せる奥様のこだわりが詰まったオープンキッチンを採用。子どもと会話を楽しみながら家事ができる毎日になりました。
パントリーをはじめとする豊富な収納スペースも、使いやすさを向上させています。

子育て世帯の3LDK平屋

子育て世帯の3LDK平屋

リビングと子どもの部屋をつなぐウッドデッキは、室内に明るさと開放感をもたらすと同時に、子どもの様子を程よい距離感で見守れるよう配慮しました。
「休日は、ご家族でバーベキューをするのが楽しみ」とのこと。親子のコミュニケーションを自然に育む場所になっています。

▶︎この住まいの詳細は、以下をご覧ください。

子どもが巣立ったあとの、夫婦ふたりの時間を心地よく過ごす2LDK+αの平屋事例

2LDK+αの平屋事例

2LDK+αの平屋事例

子どもが独立した後の夫婦ふたり暮らしに最適な、32坪・2LDK+αの平屋プランを紹介します。コンパクトな17.5帖のLDKと、水まわりを1箇所に集約した間取りによって動線の無駄を省き、年齢を重ねても快適に暮らせるよう配慮しました。
2つの個室は、「一方を主寝室、もう一方を趣味の部屋や書斎に」、あるいは「夫婦それぞれが個室を持ち、小屋裏を予備室として活用する」など、ライフスタイルに合わせた柔軟な使い方ができます。
玄関には広々としたシューズインクローゼット(SIC)を備え、靴はもちろん、アウトドア用品やガーデニング用品、DIYの工具といった趣味のアイテム収納にも便利です。夫婦ふたりの時間も、それぞれの時間も心地よく過ごせる住まいとなるでしょう。

【成功事例】夫婦でセカンドライフを快適に過ごす2LDK平屋

実際にアエラホームで建築された、ご夫婦+お子様世帯の2LDK平屋の実例です。

快適に過ごす2LDK平屋

年齢を重ねると段差のある家は暮らしにくいとお考えになり、バリアフリー設計の平屋を選択されたお施主様の事例です。
LDKの上部は、屋根の形状を活かした開放的な勾配天井としました。床には肌触りの良い無垢材を採用。「お孫さんが裸足で走り回ったり、床で寝転がったりしても気持ちよく過ごせる」と大満足の仕上がりです。

快適に過ごす2LDK平屋

LDKに続くテラススペースは、フルオープンサッシとフラットな床で屋外とつながるバリアフリー仕様。
「よく大勢でバーベキューを楽しんでいます」とお施主様は語ります。日差しや風を感じられる屋外空間を設けておくと、日々の暮らしがより豊かになるでしょう。

▶︎この住まいの詳細は、以下をご覧ください。

自分らしく暮らす、単身・DINKSのための1LDK+ワークスペースの平屋事例

1LDK+ワークスペースの平屋事例

1LDK+ワークスペースの平屋事例

単身者やDINKS向けの、約30坪1LDK+ワークスペースの平屋プランを紹介します。
LDKは18帖の広さを確保し、対面キッチン・ダイニング・リビングを一直線に配置した効率的なレイアウトです。コンパクトながら奥行きを感じられる間取りになっています。
寝室とランドリー、ウォークインクローゼットを隣接させることで、洗濯から収納までの動線がスムーズです。毎日の家事を効率よくこなせる無駄のない動線が、暮らしやすさを向上させます。
LDKとつながる階段ホールには、集中しやすい半個室空間のワークスペースを設けました。在宅ワークはもちろん、自分時間を楽しむ趣味のスペースとしても活用可能です。

【成功事例】デザインにこだわったスタイリッシュな平屋

実際にアエラホームで建築された、平屋の実例を紹介します。ファミリー世帯向けに建てられた住まいですが、効率的な動線やデザイン性の高さから、単身やDINKS世帯のライフスタイルにもぴったりフィット。快適で自分らしい暮らしを叶えてくれます。

デザインにこだわったスタイリッシュな平屋

アイランドキッチンとダイニングテーブルを横並びに配置し、調理・配膳・片付けがスムーズに行える効率的な動線を確保。コンパクトで無駄のないレイアウトは、仕事や趣味に忙しい一人暮らしの方やDINKS世帯に最適です。インテリアや家電をモノトーンで統一したスタイリッシュな空間が、日常に特別感をもたらしてくれます。

デザインにこだわったスタイリッシュな平屋

住まいの中心に、外からの視線を気にせずに過ごせるプライベートな中庭を設置。コーヒーを飲みながらくつろいだり、静かに読書にふけったり。一人暮らしの方にとっては”自分だけの隠れ家”として、DINKS世帯にとっては、ふたりでゆったりと過ごすリラックス空間として、日々の暮らしに贅沢なひと時を添えてくれます。

▶︎この住まいの詳細は、以下をご覧ください。

コンパクトな土地でも快適に暮らせる、効率重視の平屋事例

効率重視の平屋事例

約22坪とコンパクトながら、快適に暮らせる工夫が詰まった2LDK平屋のプランを紹介します。
17.7帖のLDKに隣接して4.5畳のタタミコーナーを配置しました。扉を開ければ約22帖の広々とした一体空間となり、扉を閉めればワークスペースや客間としてフレキシブルに活用可能です。
キッチン横にはクローゼットを設け、パントリーとして食品や日用品をたっぷり収納できます。限られたスペースを無駄なく使い、効率的で快適な暮らしを実現しました。

【成功事例】吹き抜けとスキップフロアで広がりのある住まいを実現した平屋

実際にアエラホームで建築された、約30坪の平屋の実例を紹介します。

吹き抜けとスキップフロアで広がりのある住まいを実現した平屋

吹き抜けとスキップフロアで広がりのある住まいを実現した平屋

屋根の形状を活かして吹き抜けとスキップフロアを設け、限られた面積でも高さと奥行きを感じられる開放的な空間づくりを行いました。LDKに隣接する和室には、あえて扉を設けず、抜け感のある半個室空間としました。
さらに、ウォークスルークローゼットを通じて洗面室へとつながる間取りとし、デッドスペースとなる廊下を極力省きました。広がりのある空間と効率的な家事動線を両立した平屋が完成しています。

▶︎この住まいの詳細は、以下をご覧ください。

注文住宅だから叶う理想の平屋!
アエラホームで建てる魅力

アエラホームの平屋は、優れた省エネ性能と自由度の高い間取り設計を兼ね備えた住まいです。「高断熱・高気密・高遮熱」「制震システム」などの最新技術を採用し、快適な暮らしと安心感を両立させています。家族の未来を豊かにする理想の住まいを、ぜひアエラホームで叶えてみませんか?

注文住宅だから叶う理想の平屋!アエラホームで建てる魅力

理想を叶える自由設計

アエラホームの平屋は、家族構成やライフスタイルに合わせた自由な設計が可能です。たとえば、リビングを中心にした開放的な空間や効率的な家事動線、将来の家族構成の変化に対応できる柔軟な間取りなど、さまざまな希望を反映できます。また、バリアフリー設計にも対応しているため、長く安心して暮らせる家づくりが可能です。

高断熱・高気密・高遮熱で一年中快適に

平屋は屋根面積が広いため、日射熱の影響を受けやすい特性があります。しかし、アエラホームの平屋は、外張断熱と充填断熱を組み合わせたW断熱工法を採用。アルミ箔面材付きの断熱材を使用し、外気温の影響を最小限に抑えられるのが大きなメリットです。熱損失が大きい開口部にも徹底した断熱処理を施し、夏は涼しく冬はあたたかい快適な室内環境を実現。冷暖房の削減効果も期待できます。

高断熱・高気密・高遮熱で一年中快適に

太陽光発電システムで省エネな暮らし

屋根面積が広い平屋は、太陽光パネルを効率よく配置できます。アエラホームでは、さまざまなメーカーの太陽光発電システムに対応し、電力の自給自足をサポート。環境にやさしく、経済的な負担も軽減する省エネな暮らしを実現します。

太陽光発電システムで省エネな暮らし

高い耐震性能で安心の毎日に

地震や台風といった自然災害が増える昨今、耐震性能は住まいづくりで重要なポイントです。アエラホームの平屋は、建物の構造自体の強化に加え、地震の揺れを軽減する制震システムを標準搭載。繰り返しの地震にも効果を発揮する設計で、大切な家族と安心して暮らせる住まいを実現します。

高い耐震性能

高い耐震性能

アエラホームの平屋住宅で、あなたの理想の暮らしを叶えませんか?

間取りやデザインなど、お客様のご要望に合わせて、最適なプランをご提案いたします。
まずはお気軽に、無料相談会へお越しください!
専門のスタッフが、お客様の疑問や不安にお答えします。
        

後悔しない30坪平屋の間取りのために。費用相場と平屋ならでは注意点

30坪の平屋で理想の暮らしを実現するためには、間取りの工夫だけでなく、費用感や設計上の注意点にも目を向けておく必要があります。
以下のポイントを押さえておきましょう。

30坪平屋の費用相場とトータルコスト・内訳を把握しよう

家づくりにかかる費用は、一般的に「建物の本体工事費」、「附帯工事費(地盤改良費、外構工事費、給排水・電気の引き込み工事など)」、「諸費用(登記費用、ローン手数料、保険料など)」で構成されます。
本体工事費は全体の約70%、附帯工事費用は15~20%、諸費用は約10%が目安です。
家を建てる際は、つい住宅本体の価格ばかりに目が行きがちですが、トータルでかかる費用や内訳を把握し、予算オーバーを防ぐことが大切です。

2階建てよりも坪単価は高くなる傾向

一般的に、同じ延べ床面積で比較すると、平屋の方が2階建てより坪単価が高くなる傾向があります。基礎と屋根の面積が2階建ての約2倍必要になるためです。
ただし、坪単価が高いからといって、必ずしも総額が割高になるとは限りません。平屋は階段や2階の床・壁、バルコニーなどが不要になる分、費用を抑えられる可能性があります。
注文住宅でコストを抑えて平屋を建てるためには、以下の工夫を取り入れましょう。

<平屋に取り入れたい工夫>
・建物・屋根をシンプルな形状にする
・無駄のない間取りで坪数を抑える
・小屋裏を活用して収納を設ける
・内装・設備の仕様を厳選し、オプションは本当に必要なものだけを選ぶ

平屋ならではの注意点と2025年以降の考慮ポイント

平屋を建てる際には、特有のリスクや将来的な対策を意識しておきましょう。

防犯対策

平屋はすべての開口部(窓・出入口)が1階にあるため、2階建てに比べて侵入経路が多く、防犯面で注意が必要です。防犯ガラス・面格子・人感センサー付きライト・防犯カメラなどを採用し、窓の配置やサイズにも工夫をしましょう。

水害リスク

平屋はすべての生活空間が1階にあるため、浸水被害が大きくなる可能性があります。土地選びの段階ではハザードマップを確認し、水害リスクの低い土地を選びましょう。
必要に応じて、敷地全体を高くする、基礎を高くする、防水壁で家を囲むといった方法も検討してください。

高齢化社会とバリアフリー

ワンフロアで生活が完結する平屋は、高齢になっても安心して暮らせる住まいとして人気があります。さらに、バリアフリーやユニバーサルデザインの観点を取り入れると、快適性や安全性が一層高まります。

<将来を見据えた準備>
・内部の通路や外部の道路幅を広くする
・扉は引き戸にする
・ドアの数を減らして移動の負担を減らす
・滑りにくい床材を選ぶ
・掃除しやすい設備を選ぶ
・手すりを設置する(または将来の設置に備えて壁を補強)

省エネ基準強化と平屋

2025以降、新築住宅は省エネ基準への適合が義務化され、住宅性能に対する要求が高まりました。とくに平屋は屋根の面積が広く、2階がない分、屋根からの熱が室内に伝わりやすいため、断熱性能の強化が非常に重要です。
一方で、屋根面積が広い平屋は太陽光発電設備と相性がよく、自家消費による光熱費の削減や売店による収益化が期待できます。長期的な経済的負担を軽減する効果も見込めるでしょう。

理想の30坪平屋を実現するために一級建築士からアドバイス

30坪の平屋は、工夫によって多様な世帯やライフスタイルに対応した、魅力的な住まいが実現可能です。ただし、ワンフロアの間取りには、延べ床面積が広くなると家の中心部に光や風が届きにくくなるといった課題もあります。
中庭や天窓を設けたり、壁の仕切りを減らして光や風を奥まで引き込んだりするといった工夫も検討するとよいでしょう。大切なのは、平屋ならではの注意点をしっかりと押さえて計画を進める点です。
アエラホームでは、お客様一人ひとりのご要望やライフスタイルに寄り添ったプランをご提案し、高気密・高断熱な理想の平屋づくりをお手伝いしています。ぜひ、プランや施工事例を参考にしていただき、ご自身にあった暮らしのイメージを膨らませてみてください。

一級建築士 神谷三理砂

この記事の著者

一級建築士 神谷三理砂

建築業界で住宅やインテリアの意匠設計を担当。独立後、住宅兼カフェの設計・家具・装飾品のデザインを手掛ける。 ボストンの職人学校にてジュエリー制作を学び、帰国後ジュエリーブランドを立ち上げる。2008年はスウェーデンの展示会に出展。2011年パリの展示会に出品。 経験を活かし、家のデザインや間取り、インテリアコーディネート、収納アイデアなど住まいに関するコラムを多数執筆している。

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