お風呂は自分の身体の汚れをきれいにする場所であり、日々の疲れを癒す空間でもあります。
そのため、注文住宅でマイホームを建てるとき、お風呂にこだわりたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、注文住宅のお風呂選びのポイントやおすすめの設備を、失敗例とともに紹介します。
注文住宅でお風呂をどのようにするかお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
はじめに、注文住宅を建てる際のお風呂選びのポイントから説明します。
お風呂選びのポイントは大きく2つに分かれます。
注文住宅でのお風呂選びの1つ目のポイントは、浴室の広さと浴槽の大きさを決めることです。
一般的な浴室の大きさは1坪(約2畳分)ですが、家族で一緒に入る場合は少し広めの1.25坪ほどの大きさにするのが良いでしょう。
しかし、1人で入浴することが多い家庭では、浴槽が大きいとガス代、オール電化の場合は電気代や水道代が余計にかかると感じる可能性があります。
それぞれの家庭のライフスタイルに合わせた大きさにしましょう。
また、注文住宅でこだわりのお風呂をつくるためには、どんなタイプの浴槽にするのかも重要です。
下記に、それぞれの浴槽のタイプをまとめました。
主な浴槽のタイプと特徴
ストレート浴槽 | 水深が深くとれるように設計されている標準的な浴槽 |
コーナー浴槽 | 浴室の四隅にぴったりとフィットして浴室内を広々と見せる形が特徴の浴槽 |
ワイド浴槽 | 浴槽内がワイドに広がっており、入浴時に広々と使うことができる浴槽 |
Sライン浴槽 | 浴槽内がエス字の形に描かれており、少ない水量でお湯に浸かることができる浴槽 |
ナナメ浴槽 | 浴槽内の形をナナメにし、足をのばし広く使えることが特徴の浴槽。 |
タマゴ浴槽 | 浴室内の雰囲気を柔らかくする、デザイン性重視の浴槽。 |
アーチ浴槽 | 縁が薄くスタイリッシュなデザインを演出するとともに、縁が薄くつかみやすいので子どもやお年寄りが入浴しやすい浴槽。 |
注文住宅でのお風呂選びの2つ目のポイントは、全体の色味や雰囲気を決めることです。
浴室全体の色味や雰囲気は非常に重要であり、色味や雰囲気によって入浴中にリラックスできるかどうかも変わってくるでしょう。
一般的に、注文住宅では浴室全体の色味として白系のシンプルな色が採用されることが多い傾向にあります。
白系の色は、水垢が目立たないという特徴があるので汚れを目立たせたくない方におすすめです。
また、個性的かつ高級感のあるものにしたい場合は、黒系の色を採用することも良いでしょう。
ただし、全体的に黒色にしてしまうと雰囲気が暗くなってしまうので、部分的に取り入れることをおすすめします。
また、黒系の色だと水垢の汚れが目立ちやすいというデメリットもあるので、取り入れる際は注意しましょう。
続いて、注文住宅のお風呂場に導入できるおすすめの設備を3つ紹介します。
1つ目のおすすめの設備は、浴室換気乾燥暖房機です。
浴室換気乾燥暖房機とは、換気機能や暖房、乾燥、そしてカビ抑制機能などの複数の機能が搭載されている浴室設備のことです。
たとえば、暖房機能によって入浴前に浴室を温めておくことで、寒い浴室と温かいお湯の急激な温度差によって引き起こされるヒートショックを未然に防ぎます。
ヒートショックは、特に心臓や血管が弱くなっている高齢者が引き起こしやすい症状で、場合によっては死の危険性もあります。
また、浴室内に洗濯物を干せるお風呂物干しの設置もすれば、寒い冬や雨天時でも洗濯物を乾かせるので非常に便利です。
浴室換気乾燥暖房機は、安全面でも利便性の面でも大きなメリットがあるので、非常におすすめの設備となっています。
2つ目のおすすめの設備は、浴室テレビです。
浴室テレビがあれば入浴中のリラックス効果をより高めることができるほか、健康によいといわれている半身浴を楽しく続けられるきっかけになります。
一般的に半身浴は20~30分ほどが目安といわれていますが、この時間をただ入浴するだけだとかなり退屈になってしまうかもしれません。
浴室テレビがあれば、入浴中のリラックスタイムにテレビを見ることができ、楽しみながら入浴ができるでしょう。
20~30分という長時間の入浴の手助けをする浴室テレビは、間接的にはなりますが健康の手助けもしてくれるのでおすすめです。
3つ目のおすすめ設備は、ジェットバスです。
ジェットバスも浴室テレビと同様に、入浴中のリラックス効果を高めてくれます。
主に健康面や美容面での効果が大きく、身体に気泡が噴射されることによって受ける刺激はマッサージ効果やダイエット効果があります。
また、ジェットバスがもたらす効果のなかには血行促進もあるので、冷え性の方にもおすすめです。
入浴時のリラックス効果をより高めたい方は、ジェットバスがおすすめです。
続いて、注文住宅のお風呂選びでよくある失敗例を3つ紹介します。
1つ目は、浴室の大きさでの失敗です。
浴槽が小さすぎて足をのばして湯船に浸かれずにストレスを感じることや、逆に浴槽が大きすぎて水道代・電気代・ガス代が想像よりも高くなってしまうことはよくある失敗例となります。
どれくらいの浴槽の大きさが適切なのかは、前もって家族全員で話し合って決めておきましょう。
また実際に住宅展示場などで浴槽の現物サイズを見てみることをおすすめします。
2つ目は、お風呂につける窓での失敗です。
防犯面や隣家との兼ね合いでお風呂に窓をつけず、後になって換気性が悪くなりカビが生えやすくなることがあります。
逆に、逆に窓を大きくしすぎて防犯面やお風呂の音が漏れてしまうなどもよくある失敗例です。
お風呂につける窓は、大きすぎず小さすぎないサイズにしましょう。
3つ目の失敗例は、水垢やカビなどの汚れが目立つということです。
一般的によく使われている白系の色であれば、カビ以外の汚れは目立ちにくいです。
しかし、お風呂に黒系の色を取り入れてしまうと汚れが目立ちやすくなり、汚れが気になってしまいます。
こまめに掃除をすることが出来そうにないと思うのであれば、お風呂の汚れが目立ちにくい白系の色にしましょう。
最後に注文住宅のお風呂の相場を紹介します。
注文住宅でつくるお風呂には、工場であらかじめ作られた部品を組み立てて作るユニットバスと、職人が防水工事から床・天井・壁を現場でお風呂を作るオーダー方式のものがあります。
ユニットバスの相場は70万円程度で、オーダー方式の相場は50~100万円程度です。
オーダー方式の場合は、こだわりを増やせば増やすほどかかる工事費用も大きくなり、200万円ほどかかる場合もあります。お風呂の相場は住宅会社によって異なるので事前に確認しておくことをおすすめします。
いかがでしたでしょうか。
注文住宅でお風呂を作る際は、前もって大きさや色合いなどのこだわりたい箇所を前もって決めておくことが大切です。
また、記事内で紹介した設備も注文住宅でよりよいお風呂にするために非常におすすめですので、ぜひご検討してみてください。
アエラホームの注文住宅では、お風呂だけでなく家のデザインや庭のデザインなどお客様のご要望やこだわりにしっかりとお応えできる注文住宅を建てています。
もし注文住宅の建設をお考えなら、ぜひアエラホームの注文住宅にサポートさせてください!
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